・タイラン・マシュー 89タックル、1サック、5INT
・ラシャード・ジョンソン 61タックル、5INT
・トニー・ジェファーソン 78タックル、2サック、2INT
・クリス・クレモンズ 5タックル
・D.J.スウェアリンジャー 7タックル
■S
動きなくマシュー、R.ジョンソン、ジェファーソン、そして前シーズン終盤加入のクレモンズが4番手で53人枠入り。ブキャノンは前年に引き続きILBで出場。
□32 タイラン・マシュー Tyrann Mathieu
3年目(2013年ドラフト3巡) 24歳 LSU
◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎RR
89タックル 1サック 9TFL 5INT(1リターンTD) 17PD 1FF
【前】46タックル 1サック 8TFL 2INT(1リターンTD) 9PD 1FF
【後】43タックル 1TFL 3INT 8PD
4年契約の3年終了(総額3.05M)
2014年は膝ACL・LCL断裂の影響が残っていたみたいで本来の調子ではなかったが2015年は新人の時のキレキレの動きが戻った。プロボウルに初選出。
第3週SF戦で1Qに33ヤードのINTリターンTD、2QにもTEへのパスをINTするなどしてPOW受賞。第7週BAL戦ではロングパスをカット、ダブルリバースのWRをすぐ倒してTFL、3rd and 2yでショートパスを受けたRBをすぐ倒してパント、ブリッツしてサック。第10週SEA戦で浮いたパスをナイスキャッチINT。第14週MIN戦では11タックル。第15週PHI戦の4QにINTしたとき膝ACLを断裂してIR入りしてプレイオフに出場できなかったのはチームとして痛手だった。
第6週PIT戦でタックルミスして88ヤードTD許すなどミスもたまにあるがハイリスク・ハイリターンなプレー姿勢が身上なのでそれを上書きするようなビッグプレーをしてくれればいい。開幕に間に合わせるのは難しそうだけどじっくりと復帰を待ってる。契約最終年となるので交渉の行方も気になる。
□26 ラシャード・ジョンソン Rashad Johnson
7年目(2009年ドラフト3巡) 30歳 アラバマ大
◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎イイ◎(◎◎)
61タックル 2TFL 5INT 7PD 1FR
【前】35タックル 1TFL 4INT 5PD 1FR
【後】26タックル 1TFL 1INT 2PD
【PO】9タックル 1INT 1PD
3年契約の3年終了(総額3.6M) → UFA →TENと契約
おいしいところを持っていく引きの強さは健在。第5週DET戦では1Qに浮いたパスをINT、2QにSSジェファーソンがFFしたボールをリカバー、4QにはFSマシューが触れたボールが飛んできてINT。第8週でもINT、第12週STL戦でもロングパスをINT。プレイオフ2回戦でもINTしてる。シーズン終盤は足首の負傷で2試合欠場。
第7週で判断ミスでパントブロックされたほか、タックルミスでロングゲインされることが何回かあったりと最後の砦としての働きが少し物足りなく感じた。再契約オファーなくTENと1年2Mで契約。アリゾナでの7シーズンで15INTを積み上げた。
□22 トニー・ジェファーソン Tony Jefferson
3年目(2013年ルーキーFA) 24歳 オクラホマ大
◎○○◎・○○○○・◎○◎○・○◎◎◎(◎◎)
78タックル 2サック 3TFL 2INT(1リターンTD) 5PD 3FF
【前】44タックル 3TFL 2INT(1リターンTD) 3PD 2FF
【後】34タックル 2サック 2PD 1FF
【PO】20タックル 2TFL 2PD
3年契約の3年終了(総額1.49M) → RFA → テンダー1年1.67Mで残留
マシューの復調で3番手とはいえニッケルFSとしてディフェンスの大部分に出場。第2週CHI戦でTEへのパスをINTして26ヤードのリターンTD、第5週DET戦では2FF、第7週BAL戦では4Qに勝利を決めるエンドゾーン内でのINT。第10週SEA戦でTEジミー・グレアムから2回のパスカット。第12週SF戦と第14週MIN戦では4Q最後のドライブでサックして勝利に大きく貢献してる。すでにディフェンスに欠かせない選手になってる。
□29 クリス・クレモンズ Chris Clemons
加入2年目(2009年MIAのドラフト5巡) 30歳 クレムソン大
○○○○・○RRR−・−−−−・・−−○○(○○)
5タックル
【前】3タックル
【後】2タックル
【PO】2タックル
UFA → 1年0.88Mで残留
2014年12月に加入した選手。5人目のSとして開幕53人枠入りしてST中心ながらディフェンスでも出番があった。でもハムストリングを負傷、OLBオカフォーの負傷でOLBドワイト・フリーニーと契約するための枠が必要だったチーム事情もあってIR入り。そのあと契約を解除されていた。
しかしFSタイラン・マシューの膝ACL断裂で第16週に再契約するとプレイオフ2試合にも出場。オフの練習ではS/ILBディオン・ブキャノンと同じポジションでも練習している。
□36 D.J.スウェアリンジャー D.J. Swearinger
新加入(2013年HOUのドラフト2巡) 24歳 サウスカロライナ大
−−−−・−−−−・−−−□・○◎◎○(○○)
7タックル 1PD 1FF 1FR
【後】7タックル 1PD 1FF 1FR
【PO】0
RFA → テンダー1年1.67Mで残留
シーズン前半はTBで7試合出場(12タックル)したあと11月中旬に放出されていた。第13週にPSで加入したあと第14週に53人枠へ昇格(OG/OTアール・ワトフォードIR入りの枠)。ハードヒットですぐに頭角を現し16週GB戦ではR.ジョンソン欠場の代役でSSで先発して強烈なタックルで相手RBからFF。
元ドラフト2巡だけあって能力が高く、5-10というサイズを感じさせないハードヒットで相手RBに脅威を与えている。いい拾い物をした。
□
ジェファーソンとスウェアリンジャーはRFAで1年1.67Mで残留。クレモンズも残留。R.ジョンソンはTENと1年2Mで契約して退団。
FAでSS Tyvon Branch(29歳、前KC)と2年総額8Mで契約。ドラフトでは5巡でSS Marqui Christian(ミッドウェスタン州立大、5-10、196、Division IIの最優秀ディフェンス選手賞受賞)を指名。
ほかにシーズン終了後に契約したFS Durell Eskridge(2015年NYJのルーキーFA、シラキュース大出身)、SS Tyrequek Zimmerman(2015年KCのルーキーFA、オレゴン州立大出身)、今年のルーキーFAのMatthias Farley(ノートルダム大)もいます。
4番手を去年実績作ったスウェアリンジャー、少数派のFSでなおかつILBもできる使い勝手のいいクレモンズ、新人M.クリスチャンで争うという熾烈さ。

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