・DTオルセン・ピエール(25歳)の記事
・去年開幕53人枠入りしながら全16試合インアクティブで出場ゼロ
・スピードのあるインサードパスラッシャーで期待されてる
・カレイス・キャンベルが抜けたとはいえDLの層は厚い
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Olsen Pierre Waits For Time To Shine
http://www.azcardinals.com/news-and-events/article-2/Olsen-Pierre-Waits-For-Time-To-Shine/566a9ddd-7bc7-4de2-bb92-a1db306c3cc7
DTオルセン・ピエールの記事。
去年ピエールは全16試合でインアクティブとなり出場なし。遠征にすべて同行して試合に出る準備をしていたがキックオフ90分前にインアクティブを告げられ、サイドラインにスウェット姿で立っていた。
「準備をしてスタジアムに行っていた。出番がなくても毎試合準備していた」(ピエール)。
去年の開幕前に53人枠を決めたとき最大の驚きの1つがピエールの生き残りだった。DLの層が厚かったがピエールを放出すればウェーバーで他チームに拾われること必至だった。
2016年にチームに貢献できる段階ではなかったが、将来性を買ってピエールを残した。その成果が今年出そうだ。
先発DTカレイス・キャンベルがFAでJACに移籍したことでそれ以外の選手の出場時間が増える。しかしDLのローテーションに入る選手は毎試合ほぼ固まっている。ピエールはトレーニングキャンプで独自の能力でアピールして割り込まなければいけない立場。
「彼はかなりのパスラッシャーだ。体重も298に増えた。もともと身長は高い(6-5)。チームでベストのインサイド・パスラッシャーかもしれない」(エイリアンズHC)。
オフのある日の練習後に先発LGマイク・イウパティが賛辞を伝えにピエールのロッカーまで来た。ピエールがアリゾナのPSに加入した2015年10月から練習でマッチアップし続けていて、イウパティはピエールの能力が実戦で解き放たれるのを楽しみにしている。
「彼は人を驚かせるような活躍をするよ。並外れた選手だ。マイケル・ベネット(SEA、8年で通算45.5サック)に似ている。速いだけでなくフィジカル。相手から警戒される。サイズが小さくて過小評価されてるけど彼は素早い。かなりの選手だと思う」(イウパティ)。
全試合をベンチで見るだけというのは精神的に厳しかったが、腐ることなくラッカーやキャンベルのプロフェッショナリズムを間近で見て学んだ。
ピエールのスピードという強みはアリゾナディフェンスのアタッキングスタイルにフィットする。マイアミ大では相手オフェンスのプレーコールを読んで対処することを求められたが、アリゾナはそれよりかなりアグレッシブ。
アリゾナのコーチングスタッフはキャンベルの穴を埋めるのは容易ではないと何度も言っている。ピエールはキャンベルと経歴から違う(キャンベルはドラフト2巡、ピエールはドラフト指名漏れ)が、複数人で穴埋めする一角になることは可能。
それはDLのローテーションに入ることを意味し、それはフィールドに出るチャンスを掴むことだ。しかしピエールは自分のことよりもっと大きな目標を掲げている。
「目標はチャンピオンシップで勝つこと、試合に勝つこと。自分のことはそれよりもっとあと」。
(いかにも秘密兵器という感じ)。
(マイアミ大出身で2015年CHIのルーキーFA。開幕前に解雇され、10月下旬にアリゾナのPS入り)。
(DLはカレイス・キャンベルが移籍したけどラッカーとマウロは再契約したので去年いた9人のうち8人が残っている。去年のドラフト1巡ロバート・ヌケムディチェが2年目の上積みが見込めるし、去年ケガに悩まされたエド・スティンソンも復活するはず。層が厚いことは変わっていない)。
(キャンベルの穴を埋めるのはマイアミ大の後輩かも)。

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