・トレーニングキャンプの注目点・前編
・QBパーマーは2015年の状態を取り戻せるか
・LTとRTの入れ替えや2年目ボームの先発RG抜擢は上手くいくか
・WRジョン・ブラウンのコンディションは本当に戻ったか
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Top Questions Heading Into 2017 Camp, Part I
http://www.azcardinals.com/news-and-events/article-2/Top-Questions-Heading-Into-2017-Camp-Part-I/e5cdf4c6-f032-4603-bc6f-87385c870791
なんと今週土曜からトレーニングキャンプが始まります(今年アリゾナはHOFゲームに出場するから通常より約1週間早くスタートできる)。
トレーニングキャンプの注目点・前編。
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・QBカーソン・パーマーは2015年の状態を取り戻せるか
キャリアの終わりが近づいている。2016年は望んだ成績ではなかった。だが主な要因にはパスプロテクションの問題やWR陣の不振などパーマーの手の及ばないものがあった。今年は過去に比べてオフのパス練習量をかなり減らして肩の負担を下げている。それが好影響を与えるか注目だ。昨シーズンも終盤は好調だったし、プロテクションが良いときは著しく好成績を残した。パーマーがこのチームの要だ。
・ジャレッド・ベルディアとD.J.ハンフリーズの両OTのポジション入れ替えは功を奏するか
オフにベルディアはRT、ハンフリーズはLTで練習している(ハンフリーズは去年もベルディアの負傷後にLTをやっていた)。パッド未装着とはいえ2人とも良い動きをしている。ハンフリーズはLTのほうが自信がありそうだ。とはいえベルディアもLTのほうがやりやすそうだ。トレーニングキャンプで成果が試される。
・WRジョン・ブラウンは健康問題を克服できるか
ジョン・ブラウンの2016年のスタッツは前年よりキャッチ数がマイナス26回、獲得ヤードがマイナス486ヤード、TD数がマイナス5と大幅に下がった。原因は度重なる健康問題(キャンプ中の脳震盪で出遅れ、シーズン中は鎌状赤血球症によるハムストリング痛)が響いた。本人によると今年は状態が良く、チームも彼を必要としている。マイケル・フロイドがいなくなり第2WRが必要だ。ブラウンが本来の状態を取り戻せばオフェンスの大きな武器になる。
・エバン・ボームは先発RGの座を確保できるか
ボームはCとして去年ドラフト指名された。しかし状況が変わった。CにはA.Q.シップリーの存在があり、RG(去年はベテランのエバン・マシスが負傷のため埋められなかった)がぽっかり空いた。ボームは第16週からRGに入って十分な働きをした。トレーニングキャンプで新人ドリアン・ジョンソンらとの争いに勝たなければならない。ベテランFAと契約する可能性もある。両OTと同じくパッド装着のトレーニングキャンプで真価が試される。
・エイリアンズHCはQBを何人キープするか
先発はパーマー。よほどのことがない限りドリュー・スタントンが2番手。ルーキーFAのトレバー・ナイトはPS入りを狙っている。大穴はブレイン・ギャバートだ。元トップ10指名ながらNFL入りしてから満足いく成績を残せていない。去年アリゾナはシーズンのほとんどで2QB体制だった。ギャバートを残すなら3QBになる。2015年は3番手争いしていたローガン・トーマスとフィリップ・シムズがともに開幕前に解雇された。今年どうなるか興味深い。

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