・CBパトリック・ピーターソンは去年までは相手エースWRを密着カバーで消すことだけが役割だった
・なので7年間で通算21INT。最近3年は合計6INTで、去年は16試合で1INTのみ
・今年はDBコーチ出身のスティーブ・ウィルクス新HCが就任して役目が増える
・インターセプトを積極的に狙う動きをするし、ブリッツもやる
・本人もかなり乗り気
□New Cornerback Duties Excite Patrick Peterson (チーム公式サイト6月14日木曜の記事)
CBパトリック・ピーターソンがこれまでの7年間与えられていた役割は1つ。相手のエースWRをマークして試合から消すこと。NFLでもベストのカバーマンとして毎年プロボウルに選出されてきた。
「オレは相手のナンバー1レシーバーを消させることに関しては芸術家だ」。
しかしスティーブ・ウィルクス新HCのディフェンススキームでは新しい役割ができる。相手のエースWRをプレスカバーする役目も持ち続けつつ、インターセプトを狙ったりブリッツも任される。
近年ピーターソンは試合でインパクトを残すプレーができないことに不満を漏らすことがあった。相手QBがピーターソンの守るエリアにボールを投げてこなかった。役割が増えることが目に見える数字に表れると信じている。例えばプレー開始時にピーターソンが相手WRから数ヤード離れたところにいたら、インターセプトするチャンスが増えるかもしれない。
「楽しみだ。今年はビッグプレーをたくさんやりたい。パスコースに飛び込みたい。レシーバーに密着してるよりボールに対してもう少しアグレッシブにいきたい」。
ピーターソンにとってスティーブ・ウィルクスHCは初めてのディフェンスマインドのHCで、ウィルクス自身も選手時代はDBだった。
ウィルクスHCは「85〜90%でも周りの選手より上手いほど才能に恵まれた選手がたまにいる。Josh Normanにも同じことをいったことがあるんだが、自分自身と競うすべを学んで欲しい。周りと競うのではなく、毎日毎日上手くなろうと努力してほしい」。
ピーターソンは新しいHCに与えられた新しい役割に刺激され、インターセプトを狙うoff-ball coverage strategyの学習に浸っている。
「今は自分の目と視野を使ってプレーしないといけない。この2ヵ月で教わったことはものすごくためになった」。
ブリッツについての所感を聞かれると笑顔になり「すごくいいね。スタッツシートに数字が出る機会が増える」。
「この7年間、相手はオレがどこでなにをするかだいたい分かっていた。アリゾナと対戦するチームは10回中9回は前の週のゲームプランを踏襲しなかった。エースWRをやたらとモーションさせたりしてオレから離そうとしてきた。これからは相手はオレがプレスカバーするときは前よりまともに来ないといけないし、オレはボールのないところへも絡んでいくんだよ」。
(ピーターソンは最近3年で合計6インターセプト。密着カバーに徹してくれたおかげで他選手の活躍を演出してくれたけど、スタッツ面では寂しかった)。
(ウィルクスHCはDBコーチが長いだけあってピーターソンのモチベーションの上げかたをわかってる)。
(本人がものすごく乗り気なのがなにより)。
(要するに去年までFSタイラン・マシューがやってたようなことをピーターソンがやると)。
(罠を仕掛けて虎視眈々とインターセプトを狙うピーターソン・・・楽しみでしかない)。
(DEチャンドラー・ジョーンズの外側からブリッツに入ってくるピーターソン・・・楽しみでしかない)。

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