・去年ディフェンスは新HCと新DCのもとで4-3の新スキームに移行
・3-4のときと役割が変わるので選手は覚えることが多かった
・3年連続リーグ6位以内だったディフェンスが2018年はリーグ20位
・能力の高い選手はたくさんいる
□Defensive Scheme Change Proved Difficult For Cardinals (チーム公式サイト1月4日金曜の記事)
(キングスベリーがHCに決まる前の記事です)。
去年スティーブ・ウィルクスHCのもとでディフェンスを3-4から4-3にスイッチするとき選手たちはその影響を控えめながら話していた。
16試合が終わってDEマーカス・ゴールデンは問題があったことを認めた。「結果が示す通りだ。何人かの選手にとっては厳しかった。全員が違う役割と違うアサインメントを学ばなければいけなかったのだから」。
アリゾナのディフェンスは過去3年続けてリーグ6位以内だったが、2018年は20位に落ちた。特にラン守備が弱かった。オフェンスの不調は予期できなくはなかったがディフェンスの弱体化は驚きだった。
過去に活躍した選手が多くいるユニットだったが同じ働きができなかった。LBディオン・ブキャノンは最も注目された選手だったがフィールドとベンチを行ったり来たりするシーズンを過ごした。
スティーブ・カイムGMはドラフト上位でブキャノンやLBハーソン・レディックやSブッダ・ベイカーのようなハイブリッドなタイプの選手を指名してきた。ウィルクスHCのスキームでSベイカーは良いプレーをしていたが他の2人は大活躍できなかった。
「終わってみれば、成功のためにはディフェンスの強みと個性を正しい方向に合わせなければいけなかったと思う」(カイムGM)。
LBジョシュ・バインズはディフェンスは結束力が不足していたことを認めながらも不調の原因のすべてをシステム一点に負わせることを良しとしない。「それをラン守備の問題の言い訳にすることは簡単だ。しかし選手がもっと良いプレーをすべきだったと考えている。試合に向けての準備、試合中に何かが起こったときチームに影響を与えないための対応。フィールドにいるほかの選手にも気を配り共に闘う。『よし、次のプレーいくぞ』ってね」。
ディフェンシブコーディネーターは3年で3人目(2017年までの3年はジェームズ・ベッチャー、去年はアル・ホルコム)となり、スキームが再び焦点になる。若手選手がまたスキーム変更に直面することをLBバインズは心配している。
「オレは嘘をつかない。(スキーム変更が)簡単なことだとは言わない。若手選手にとって厳しいことだ。オレはNFL入りから6年ずっと同じシステムだった。おかげでディフェンスを理解することができてプレーしやすかった。ハーソン(LBレディック)のように3年続けて違うディフェンスを覚えるという状況は厳しい」(LBバインズ)。
オフェンスが今オフにアップグレードしたとしてもディフェンスは2019年のチームの強みになりうる。その探求のスタートが3-4なのか4-3なのかはまだ分からない。
DEマーカス・ゴールデンは「もちろんみんなそう(3-4のときのほうが良かった)思っている。3-4のときに良いプレーをしてきた。でも同時に4-3で相手を抑えて4-3で良かったと思った試合もある。オレはスキームは気にしない。選手の問題だ」。
(2007年にケン・ウィゼンハントHCが就任してディフェンスを3-4に切り替えたときはここまでの混乱はなかったのに)。
(SEA、SF、GB相手には4-3で、それ以外には3-4でいきたい・・・ってそんなの無理かな)。

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