・CBパトリック・ピーターソン復帰の効果を他選手も実感
・OLBチャンドラー・ジョーンズは4つ加えてすでに8.5サック
・20ヤード以上のTDラン3回はチーム初、NFLでも7年ぶり
・3TDランではLGジャスティン・プーが走路を開いた
・今年のチーム初インターセプトはILBヒックス
□Patrick Peterson's Presence Lifts Cardinals' Defense (チーム公式サイト10月20日日曜の記事)
・6試合の出場停止処分が終わったスターCBパトリック・ピーターソンがNYG戦の勝利に大きなインパクトをもたらした。チームトップの7ソロタックに加えて終盤に試合をほぼ決めるサック&FF。さらに密着カバーでディフェンスの他の10選手がやりやすくなった。
キングスベリーHCもピーターソンが出場できたことがビッグブーストになったと認める。「ベストCBの1人が戻ってきたのは助かる。彼のいないシーズン序盤をなんとか乗り越えた。彼が違いをもたらすところを今日見ただろ」。
終盤のブリッツは今週ずっとゲームプランに入っていた。ベストCBをパスカバーから外すのはリスクもある。「オレのためのゲームプランだとは言わないけど、バンス(ジョセフDC)とコーチングスタッフはオレをチームの手助けになるポジションに入れてくれた。4Qはビッグプレーが必要だった」。
・ディフェンスは開幕からの6試合で16TDされてインターセプトが無かったが、ILBジョーダン・ヒックスがNYGのQBダニエル・ジョーンズからボールを奪った。
これまでの試合でも惜しいのは何回かあったがついに1個目。「いずれできるのは分かってた。パスラッシュなどの協力もあってできるものだから難しいけど、ボールを奪わないといけない。ターンオーバーすればオフェンスが得点できる。これを続けたい」。
(ファンブルリカバーはディフェンス4回、スペシャルチーム1回の計5回ボールを奪ってるんだからインターセプトが無いのをそんなに気にする必要ないと思うけど、ゼロだと選手は気になるみたい)。
□Chandler Jones Makes Statement On Gig Stage (チーム公式サイト10月20日日曜の記事)
・OLBチャンドラー・ジョーンズはNYG戦でキャリアハイの4サック。これで今シーズン8.5サック(リーグ単独3位)、4FF、3FR。
アリゾナ加入1年目の2016年にサック数とTFLでリーグ1位になったが今年開幕前のNFL Networkのtop 100 playersに入らなかった。NYG戦後にキングスベリーHCは「投票をやり直す必要がある」。
「パスラッシュはチェスのようなものだ。試合序盤は(相手OTマイク・レマーズに)パワーラッシュを多く仕掛けた。それで相手はパスプロテクションでsit downするようになった。そう仕向けてからオレはエッジラッシュを始めた」(OLBジョーンズ))。
バンス・ジョセフDCのディフェンスは2人のOLBと2人のCBの強力なプレーを基盤にしている。これまではOLBジョーンズがコンスタントにパスラッシュしてもCBピーターソンが不在のため相手QBはリズム良くボールを出すことができた。NYG戦ではCBピーターソンが復帰した効果をジョーンズも実感した。
「相手QBがボールを持つ時間が長くなった。今回は新人QBが相手だったというのもある。この勝利がチームに雪だるま式に効果が出るといいね」(OLBジョーンズ)。
(チームで22サックはリーグ単独3位。リーグ1位はアリゾナ戦で荒稼ぎしたCARの27。次週の対戦相手NOも20サックで上位)。
□A Sacktastic Day In The Rain, And Giants Aftermath (チーム公式サイト10月20日日曜の記事)
・アリゾナが大雨の中で試合をしたのは(去年GB戦で雪はあったが)2017年の@MIA以来。
雨の影響を受けてWRフィッツジェラルドはわずか1キャッチ(12ヤード)。でもラン攻撃が機能した。ディフェンスはRBセイクオン・バークリーを止めた。
・CBパトリック・ピーターソンの存在でディフェンスが変わった。ターゲット3回でパスを通されたのは1回。マンカバーのときはボールが来なかったと本人は言ってる。4Qにはサック&FF。次週はNOとの対戦でWRマイケル・トーマス(2年連続プロボウル)がいる。
・先発LGジャスティン・プー(一昨年までNYGにいた)が左サイドで走路を開いたことがRBエドモンズの3つのTDランすべてに繋がった。先発LTのD.J.・ハンフリーズは去年までアリゾナにいたOLBマーカス・ゴールデンとずっとバトル。OL全体では十分な働きをした。RTジャスティン・マレイもフィットしてる。
QBマレイは2被サック。1回はマレイのミスで15ヤードのロスして直後にパントブロックされた。マレイも投げ捨てるべきだったと認めている。
・20ヤード以上のTDランを1試合で3回やった(20ヤード、20ヤード、22ヤード)のはRBエドモンズがチーム史上初。NFL全体でも2012年TBのダグ・マーティン以来。
・RBエドモンズはこの試合ラン126ヤードだったが、最後の7回は合計マイナス9ヤードでスタッツが下がった。
・またも相手のTEにTDキャッチされた。でもNYGのエースのキャッチングTEエバン・エングラムは1キャッチ6ヤードのみ。
・控えILBデニス・ガーデックが相手パントに少し触れた。8試合で3回目(←去年の最終週SEA戦でDEキャメロン・マルボーがパントブロックしてガーデックがリカバーTDしたのを指してるのかな)。ボールはそのまま飛んだので記録上はパントブロックにならない。
・2巡新人WRアンディ・イザベラが初めてパスターゲットになった。この試合の最初のプレーでキャッチして3ヤード獲得。
・QBマレイの後半最初のパス成功は3rd downでのTEマックス・ウィリアムズに通したもの。4Qの残り6分台になってた。
・QBマレイは2ミニッツ前にアウトオブバウンズに出て時計を止めてしまった(ノーゲインでロスしてないけどサックが記録されてる)ことに「あれはひどい」と自分を責めてる。

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