・3Qに3rd-and-inch・4th-and-inchを更新できなかった
・代役先発RBエドモンズは7回8ヤードのみで3Qに負傷退場
・6週ぶり出場の相手QBブリーズに373ヤード3TD投げられた
・3rd-downが2/12。今シーズン初めてTD無しで終わった
・中3日で木曜にSF戦がある。SFはここまで全勝
・急遽MIAからRBケニヤン・ドレイクをトレードで獲得
□Cardinals Can't Keep Up With Saints In Frustrating Loss (チーム公式サイト10月27日日曜の記事)
4点差で1st-downまで残り数インチを3rd-downでも4th-downでも更新できなかった2つのプレーがこの試合のターニングポイントだった。
しかしWRラリー・フィッツジェラルドは「個々のプレーが試合結果を変えたわけではない。タラレバはいくらでも言える。我々は負けた。そしてそれを忘れなければいけない」。
連勝は3で止まった。1ヵ月以上欠場していたNOのQBドリュー・ブリーズに親指の負傷を感じさせないプレーを見せつけられた。
ILBジョーダン・ヒックスは「オレ達は成長途上だ。でもこのリーグではこんな試合をしていてはいけない。特に今週はshort weekなんだ。こういう試合のことはとにかく忘れるべきだ」。
次週は木曜に全勝のSFとホームで対戦がある。その試合もRBデビッド・ジョンソンは欠場かもしれないだけでなく2番手RBエドモンズもハムストリングを痛めた。この日エドモンズは7回8ヤードと散々だった。「(復帰のために)できるだけのことをする。希望は持ってる」(エドモンズ)。
エドモンズが欠場の場合は先週契約したアルフレッド・モリスとザック・ゼナーを使うことになる。モリスは今日はインアクティブだった。
CBパトリック・ピーターソンは今シーズン初インターセプト。QBブリーズの数少ないミスだった。
スコア6-10の3rd-downでQBマレイのプレーアクションからのロールアウトは相手に完璧に守られRBエドモンズとの間にDEキャム・ジョーダンがいてパスインコンプリート。4th-downでRBエドモンズは中央を突いたが止められた。「進める道を見つけないといけなかった」(エドモンズ)。
NOは5プレー後にQBブリーズからRBラタビアス・マレイへの15ヤードTDパスで得点。アリゾナはFGで7点差に追い上げたが試合の流れは変わりそうもなかった。
「歓声が大きい中でコミュニケーションを取ろうとしたができなかった。あのプレーでは自分の仕事ができなかった。試合の中で一番重要なプレーで自分の仕事ができなかったのは良いことではない」(LGジャスティン・プー)。
キングスベリーHCは「あの時点ではターンオーバー(CBピーターソンのINT)の後でもあったし何かを起こしたかった」。
NOのQBブリーズは34/43(成功率79%)、373ヤード、3TD。被サックなし。WRマイケル・トーマスが11キャッチ112ヤード1TD。RBラタビアス・マレイはラン102ヤード、パスキャッチ9回55ヤード。
ILBヒックスは「彼は殿堂入りするQBだ。あのスキームに対して統制が取れたディフェンスでぶつかならければいけない。我々のゲームプランは良かった。チャンスもあったが必要なときに遂行できなかった」。
QBカイラー・マレイは19/33(成功率57.5%)、220ヤード。この試合もターンオーバーは無かった。だがやり直したいプレーがある。パスラッシュをスピンでかわしてWRクリスチャン・カークに40ヤード級のパスを投げるファンタスティックなプレーがあったがパスが短かった。前半にエンドゾーンのWRフィッツジェラルドへ見事なパスを投げたがフィッツジェラルドは2本目の足を残すことができなかった。
そのドライブはFG。今年アリゾナがTDを奪えなかったのは初めて。
3rd-downコンバージョンは2/12。レッドゾーン2回ともTDできず。NOはTDした。QBマレイは「ボールは進めていた。TDできなかっただけだ」。
キングスベリーHCは今回もQBマレイがターンオーバーしなかったことに触れ、自身のレッドゾーンでのプレーコールの悪さを反省している。マレイは成長を見せているとも言う。「リーグでもベストチームの1つとアウェーで対戦するのはgreat lessonだ。彼はそこからあらゆることを学んでいる」。
木曜にSFと対戦というのは厳しい。「我々はもっと良くなる。それができる」(QBマレイ)。
(あの3rd-down・4th-downを更新できなかったのが敗因というよりも、力の差があの2プレーに凝縮されてるというのが僕の印象)。
□Cardinals Make Trade For Dolphins Running Back Kenyan Drake (チーム公式サイト10月28日月曜の記事)
RBの1・3番手が負傷欠場しててさらに2番手チェイス・エドモンズもハムストリングを痛めたということで、急遽トレード期限ギリギリでMIAからRBケニヤン・ドレイクを獲得。
交換条件はconditional。この記事だと2020年ドラフト6巡指名権で、5巡になる可能性もあるみたい。その場合はアリゾナのオリジナルの5巡はサプリメントドラフト(Sジェイレン・トンプソンを指名)で使ってるので今年のドラフト直後にQBジョシュ・ローゼンのトレードでMIAから貰った2020年の5巡をお返しすることになる。
RBケニヤン・ドレイクはアラバマ大出身で2016年MIAのドラフト3巡。
2016 MIA 16試合(1先発) 33回179ヤード(平均5.4y) 2TD 9キャッチ46ヤード
2017 MIA 16試合(6先発) 133回644ヤード(平均4.8y) 4TD 32キャッチ239ヤード 1TD
2018 MIA 16試合(7先発) 120回535ヤード(平均4.5y) 4TD 53キャッチ477ヤード 5TD
2019 MIA 6試合(2先発) 47回174ヤード(平均3.7y) 22キャッチ174ヤード
6-1、211で40ヤード4.45秒のスピードもある。アラバマ大でも控えだったみたい。
代わりに3番手RBのD.J.フォスター(ハムストリング)をIRに入れた。去年開幕前に膝ACL断裂で全休、今年は53人枠には残ったけどエドモンズから2番手を奪えず6試合ST要員のみの出場でした。
(補強ではなく負傷代役のためにドラフト指名権を使う羽目になってしまった)。
(同じポジションの選手が立て続けに負傷することはあるにはあるけど、1〜3番手がごっそり欠けるなんて泣きっ面に蜂)。
(エドモンズはハムストリングだから1ヵ月はかかるんじゃないかと思う。SF戦は加入から1週間ちょっとのモリスとゼナー、3日のドレイクで臨まないといけない。ランの脅威が少ないからQBマレイが追い回される展開になってしまう予感しかしない)。

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