「オフェンス・ディフェンス・STがかみあっての勝利」
アリゾナ
・開幕から連勝スタートは5年ぶり
・QBカイラー・マレイはパス286ヤード1TD1INT、ラン67ヤード2TD
・ラン攻撃はRBドレイクも86ヤード走ってチームで160ヤード
・ペナルティが多くて11回で罰退97ヤード
・ディフェンスは4サックした。新加入DEフィリップスがサック&FF
・新加入ILBデボンドレ・キャンベルは10タックル、2TFL、2PDの活躍
・2週続けてスペシャルチームでビッグプレー。TEダニエルズがFFした
□Electric Kyler Murray Runs Cardinals To WFT Victory (チーム公式サイト9月20日日曜の記事)
・QBカイラー・マレイが価値ある14ヤードと21ヤードのTDラン2つ(反則で取り消されたが7ヤードTDランもあった)でWASに勝利。
ILBデボンドレ・キャンベルは「アイツはあれを練習でオレたち相手にやるんだよ。試合でやるとこを見るのはクールだね」。
マレイはWRアンティ・イザベラ(54ヤード)とWRクリスチャン・カーク(49ヤード)へ2本のロングパスを通した。WRデアンドレ・ホプキンスへのTDもあって、パス286ヤード。
ランは8回67ヤード。カーディナルスのQBで14ヤード以上のTDランを1試合2回やったのは1951年のCharley Trippi以来。「これはラン攻撃の延長線上だ。これがこのオフェンスの通常だ。オレが動けるからこのオフェンスはダイナミックだ。速く動けることに神に感謝する」。
・ランはチームトータルで160ヤード。RBケニヤン・ドレイクは20回86ヤード。
・開幕2連勝は2015年以来。
・ディフェンスはWASを前半無得点に抑え、QBドウェイン・ハスキンズを4回サックした。スペシャルチームは2試合続けてターンオーバーを奪った(今回もTDに繋げた)。
・11回のペナルティにキングスベリーは不満顔だった。QBマレイとWRホプキンスはオフェンスはもっと良いプレーができると主張。ディフェンスも4Qに2TD返され終盤良くなかった。
・30得点してトータル438ヤード進んで勝利したがまだ不満が残る。キングスベリーHCは「我々は思ったほどシャープじゃない」と反則の多さに再び触れた。
・前半無失点は2017年のNYG戦以来(その試合はそのまま完封勝利)。WASに後半2TDされたが2回とも2Pコンバージョンを止めた。
・後半勢いが落ちたが12プレー75ヤードのドライブ、最後はQBマレイの21ヤードランでTDした。
・この後の対戦相手はホームでDET戦のあとアウェーでCARとNYJ。3チームとも開幕2連敗してる。
□Cardinals' Defense Handles Dwayne Haskins In Easy Win (チーム公式サイト9月20日日曜の記事)
・去年は経験の少ないQBと対戦してもやられることが多かったが、今回はWASのドウェイン・ハスキンズにスムーズに行かせなかった。パス19/33で223ヤード、1TD(INTなし)。終盤にパスカバーを緩めるまでボールを思うように進ませなかった。
前半は無失点。4サック、1ファンブルフォースで20点リード。キングスベリーHCは「(選手達が)システムを理解した。スティーブ(カイムGM)が才能ある選手を何人か連れてきて欠けているところを埋めた。どうなるか楽しみだ」。
2人の有力FA新加入がスパークした。DEジョーダン・フィリップスはこの試合のディフェンスの最重要なプレー。2QにQBハスキンズからサック&FFして、QBマレイがインターセプトされアリゾナ陣深くからの相手の攻撃だったボールを奪い返した。
ILBデボンドレ・キャンベルは10タックル、2TFL、2PD。キングスベリーHCは「あの2人はフィールドのあらゆる所にいた」。
DEフィリップス、DTコーリー・ピーターズ、OLBハーソン・レディック、新加入OLBデボン・ケナードがサックを記録。ケナードのサックは開幕直前加入DEアンジェロ・ブラックソンのペネトレイトが効いた。多方向からのプレッシャーは去年から最も変わったところだ。
OLBケナードは「チャンドラー(OLBジョーンズ)はリーグでもプレミアなパスラッシャーだ。相手の注意を引き付けてくれる。今日は他の選手がサックをした。これがオレたちのやるべきことだ」。
終盤に2TDされたのは苦い思いだが、ILBキャンベルは結果に満足している。「相手は諦めなかった。彼らはファイトし続けていた。オレたちは大部分でそれを制御できた」。
・2週続けてスペシャルチームが流れを変えるプレー。先週はILBエゼキール・ターナーがパントブロック。今週はTEダレン・ダニエルズが相手パントリターナーからファンブルフォース、ロングスナッパーのアーロン・ブリュワーがリカバーした。
キングスベリーHCはオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームがいずれも勝利に貢献したことに「これが狙っていたことだ。去年はまだちょっとかみ合っていなかった。3つのフェースが一緒に良くなったからこれから進んでいける」。
・3番手WRクリスチャン・カークは最初のドライブで負傷したが太ももをテーピングして試合に出続けた。2キャッチ57ヤードと、4th-and-1yでの3ヤードゲインのラン。最後のドライブは出ていなかったが、キングスベリーHCによると軽傷とのこと。
・控えRBのD.J.フォスターは序盤に大腿四頭筋を痛めて退場していた。

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