・前半途中までオフェンスはマイナス3ヤードに封じられた
・前半は7ドライブのうち5回が3アウト、ほか2回はINT
・QBマレイのパスは前半たった28ヤード。INTリターンTDされた
・シーズン後半の失速を克服することが最大の課題
・FSブッダ・ベイカーは精密検査で問題なく試合翌朝に退院
□Cardinals' Season Comes To End With Rough Playoff Loss In L.A. (チーム公式サイト1月17日月曜の記事)
・DE J.J.ワットはワイルドカード・プレイオフ@SoFiスタジアムでラムズに11-34で惨敗したあとメディアに静かに話しかけた。
「巨大な失敗だった。このチームにできること、このチームが今日お見せしたこと。それ以外に説明のしようがない」。
準備はしっかりしてきた。しかしシーズンが深まるにつれて相次ぐトラブルに悩まされた。7勝0敗が10勝2敗になり最終的に11勝6敗。
オフェンスは機能しなかった。ディフェンスはビッグプレーをやられすぎた。
WRクリスチャン・カークは「恥ずかしい試合内容だ。この出来ではプレイオフを勝つことはできない」。
・一時はラムズが163ヤード進んだのに対してアリゾナはマイナス3ヤード。プレイオフ初出場のQBカイラー・マレイはキャリア最低のプレーだった。前半終了時点でパス7/17で28ヤード、2インターセプトでパサーレイティングがたったの9.3。ラムズが0-21とリードした。
アリゾナは前半の7ポゼッションのうち5回がスリーアンドアウト。それ以外の2回はインターセプト。
キングスベリーHCは「2つのクォーターで何もできなかったら、こうなってしまう」。
インターセプトの1つはエンドゾーン内でサックされてセーフティになるのを避けようとして浅はかなことをしてしまった。QBマレイがWRロンデール・ムーアを狙ったが浮いたーボールをCBデビッド・ロングが3ヤードのインターセプト・リターンTD。このプレーが前半を象徴していた。
QBマレイは最終的には19/34、137ヤードまで数字を上げたが、ダメージは取り返しがつかなかった。「プレイオフでの最初の試合でこんなだった。残念だ」。
キングスベリーHCはこの日のQBマレイの出来について聞かれたとき「オフェンス全体が息が合っていなかった」とだけ答えた。
・scaryな瞬間があった。FSブッダ・ベイカーが3QにRBキャム・エイカーズにタックルしようとしてエイカーズが頭を低くすると強烈なヘルメット同士の激突になりベイカーが痙攣を起こした。
ベイカーはストレッチャーでフィールドから運び出されると検査のため病院に移送された。意思疎通できて手足の感覚も失っていない。彼はその後「OKだ」とツイートした。
ベイカーの状態は重要だ。しかし今後のアリゾナのチーム状態、特に2年続けてシーズン序盤の好調から終盤に不調になるところ、は検証しなければいけない。
キングスベリーHCは「我々はそれを直視し続ける。シーズン終盤を改善するための新しい方法を試し続ける。間違いなくオフシーズンの最重要事項だ」。
経験を積んだことがこのチームの手助けになるとキングスベリーHCは言う。「プレイオフを経験する唯一の方法は、そこを通り抜けることだ」。だが今オフにFAになる主力選手が何人もいる。ロースターはまた変わる。
OLBマーカス・ゴールデンは「オレは動揺することになる。現実を見ると多くの選手たちともう一緒にプレーすることはない。オレはそれを全て受け入れる。ロッカールームでは誰も笑顔でなかったし誰も満足していなかった。空気の中にエネルギーを感じた。不快ならトレーニングに戻る。試合とはこういうものだ。誰もあなたを気の毒だとは思わない」。
(FSブッダ・ベイカーは試合翌朝に退院してアリゾナに帰宅したそうです。軽傷でホッとしました。
チーム公式インスタグラムを通じて『祈ってくれたすべての人に感謝します。みなさんのことをありがたく思います。すべて問題が無かった。オレは完全に回復する。退院してアリゾナに帰れることに興奮している。シャワーを浴びることができないので臭うが、家に帰って家族と会える。みんな大好きだ。いつも愛情を贈ってくれて感謝している』とコメントを出した。
広報担当のマーク・ダルトン上級副社長のツイッターに飛行機内と思われるベイカーの写真が載ってて、首にギプスなどもまったく着けていない)。

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