・3年在籍した先発ILBジョーダン・ヒックスを解雇
・去年のドラフト1巡ILBゼイブン・コリンズを先発にする
・OLBデボン・ケナードが契約見直しで合意
・ER-FAのWRウェスリーとRBウォードにテンダー
□As Free Agency Nears, Cardinals Release Linebacker Jordan Hicks (チーム公式サイト3月9日水曜の記事)
・ILBジョーダン・ヒックスは去年チームがILBゼイブン・コリンズをドラフト指名したときトレードを要求した。結果的に新人を先発ILBの座から引きずり下ろした。
しかしコリンズを先発ラインナップに入れることは避けられない。FA解禁前の水曜にチームはヒックスを解雇。契約を1年残していた。
ヒックス解雇によってアリゾナはサラリーキャップに3Mのデッドマネーが発生するが、6.5Mのキャップスペースが生じた。
OLBデボン・ケナードは今年のキャップヒット額が9M超の予定だったが契約見直しでチームに残った。
去年ヒックスはトレーニングキャンプ開始時はバックアップだったにもかかわらずチームキャプテンを務めた。全17試合に出場してキャリアハイの4サック、7TFL、5PD、2FR。116タックルはSSジェイレン・トンプソンに次いでチーム2位。
スティーブ・カイムGMは「ジョーダン・ヒックスは今年厳しい状況下だったが素晴らしい働きをした。率直に言えば去年コリンズを先発にするというのはドラフト当日に私とディフェンスのスタッフが決めたことだった。ジョーダンはディフェンスを知り尽くしている男だった。我々のやっていることは複雑なのでその恩恵を受けた。でも今後は若手をもっと起用していくのは間違いない」。
若手というのはコリンズだけではなく2020年ドラフト1巡指名のILBアイゼイア・シモンズも含まれる。
キングスベリーHCは「ドラフト1巡指名は最大限に活用したい。指名した2人をすごく気に入っている。我々は彼らが将来もっとプレーできるようになることを望んでいる」。
アリゾナはOLBチャンドラー・ジョーンズがFAで移籍する場合にエッジラッシャーが必要になるかもしれない。シーズン終盤に練習でコリンズがOLBにも入っていた。キングスベリーHCは「彼のことはILBとして見ている」。この発言はヒックス解雇により強調された。
(ヒックスならドラフト下位指名権との交換トレードもできたと思うんだけど解雇となった。ヒックスの3シーズンのプレーには何の不満もない。すごく貢献してくれた)。
(シモンズとコリンズを何年か前までのSFのパトリック・ウィリスとナボーロ・ボウマンのような最強ILBタッグに仕立て上げようとしてるのは明らかだし、それだけの潜在能力を持ってる。そこに期待しましょう)。
(一昨年に1年だけの在籍でかなりの働きをしてくれたILBデボンドレ・キャンベルもシモンズがいるからと1シーズンだけで手放した。ヒックスとキャンベルでも十分以上に戦えるんだけど、有望な若手が獲れてしまったから押し出されてしまった)。
(デボン・ケナードは契約延長ではないので単純にペイカットを受け入れたということかな。サラリーの一部をボーナス扱いにしてキャップヒットを来年に繰り越すという手段もあるけど、ケナードの2シーズンの働きだと3年総額20Mには見合ってない。
・ER-FAのWRアントワン・ウェスリーとRBジョナサン・ウォードにテンダーオファーした。
(ER-FAはテンダーオファーされたら所属チームと契約しないといけないので残留が確定)。
(RFAになる予定の選手はDEマイケル・ドグベとOLBカイリー・フィッツの2人。ドグベは一番下のテンダー、フィッツはテンダー無しで4年目ミニマムで残留と予想)。

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