2006/2/7

ゲルマニウムの夜(’05) AOLブログトークスレッド  日本

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アクセス数:4195
投稿日時 2006/2/7 0:34:42
更新日時 2006/10/6 15:25:37

他に気になる作品もありつつ、「ゲルマニウムの夜」(←関連サイトです)抽選で14日までの平日鑑賞が出来る劇場招待券が届いたので、それまでには見てこようかと。

未読ですが花村萬月の芥川賞受賞作が原作、親に捨てられ修道院兼教護院で育った少年が、学校や家庭の普遍的価値観にも教会の教えにも馴染めず、自らの価値基準で動き始める・・という話。

何だか普通の価値観自体が怪しげな時代で、少年犯罪という背景もありつつ、本の紹介覧にあった”純粋な壊れ者”である彼、という表現にも興味をひかれますが、なんでも衝撃作だそうですが。

監督はこれが長編デビューの大森立嗣、出演新井浩文、広田レオナ等。

ご覧になった方の率直な感想・批評、コメントある方、自由にどうぞ。



1 迷える冒涜者

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/2/10 23:35:17
更新日時 2006/2/10 23:35:17

今日見てきましたが、場所は上野東京国立博物館内にこの作品のため荒戸映画事務所が設置した「一角座」。JR上野駅から徒歩10分位だったでしょうか。上映は国内ここでのみ、半年のロングラン予定、とあまり記憶にないケースです。

3編からなる原作本の最初の表題作は読みましたが、どうも他の2編の内容も作品に含まれているようでボチボチ読もうかと。

”青春の問題作”的に見れば、個人的感触は、作風は違いますが岩井俊二監督の「リリィシュシュのすべて」に思春期の性的描写も率直に加えた上で泥臭く深遠にしたような。

場所が修道院で宗教的な側面も絡みますが、主人公が最も宗教に近い、という旨佐藤慶の神父が言うのは、彼が自らの趣くままのいわば冒涜的行為で(裁きを与えるか)神(の存在)を試そうとしているから・・というくだりが印象的。そういう意味では彼の無軌道さ=純粋さという図式。

正当性はさておき、今や、神・宗教の存在云々というより善悪の価値観自体漠然とした背景があってのニュアンスかと。

まあこういう院長がいる修道院で、少年に神の教えがカケラも染み入るはずもない(逆に言えば少年が神を試そうという動機になったかも)・・という石橋蓮司の破綻的怪演、そしてやはり洗練ではなく野性的粗雑な味の新井浩文(先日DVDで見た「血と骨」でも骨太感が)ならではの孤独・空虚・激しさを滲ます主人公ではあったか、という所でした。
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