2006/9/2

いつかA列車に乗って(’03)  日本

「四季の歌」やテレサ・テンの「つぐない」等で知られる作詞家荒木とよひさの初監督作品。「たそがれ酒場」(’55内田吐夢監督)という作品のリメイクらしく、あるジャズ・バーでの一晩の人間模様をジャズ演奏をバックに描いた渋めの作品。

常連客、筆を折った画家役の津川雅彦が、まさにこの店を知る”影の重鎮”らしい熟練味。「下弦の月」以来見かけた栗山千明が英語の話せるやや訳ありの店員役、小林桂樹らも脇を固める存在感が。

作曲家三木たかしがピアニスト役の他、熟練ジャズ奏者達が出演、「A列車で行こう」「サマータイム」といったスタンダードの演奏、実際音大出身の加藤大治郎演じる店員が、自分のオリジナルという設定でサックス演奏する憂いあるテーマ曲、宝塚出身の真矢みきのソフトなボーカル等聴き応えも。

「A列車・・」はそもそも阿川泰子版等での馴染みで、最近映画で聞いたのは「スウィングガールズ」達の素朴な音色の演奏。この作品の根底の”同じ列車に乗り合わせた(店に居合わせた)人々”の含みもあってのタイトルのようで。

一夜の内に店内で行き交う客達や演奏者達の別れや愛憎、郷愁、再会、秘めた過去の想い等が流れていく群像劇で、とりたててドラマ性のない物語ながら、店のシックな落ち着いた雰囲気、交錯の中の触れ合いのさり気ない温か味、音楽の魅力もあり2度見た作品。(http://www.arakitoyohisa.com/atrain_web/

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