2006/4/18

ションヤンの酒家(’02)  アジア

これも気になっていたフォ・ジェンチイ監督「山の・・」と「故郷・・」の間の2作目。ここでは舞台は重慶の都市。街の片隅で屋台を営むタオ・ホン演じるヒロインのバツイチ女性。

3作とも地に足をつけた生活の中の繊細なドラマですが、ここでは家族の問題・確執を抱えながら、夜の雑然とした世界に生き気丈に暮らす彼女の、日々通いつめる年長の男性への心の揺れ。

都市開発の波に飲まれそうな、彼女が守ってきた小さな屋台、それが彼女を支えるプライド。積み重ねてきた愛着の入り混じった正当なプライドを理解されず、価値観を分かち合えないゆえに迎える別れ・・やはり孤独が似合ってしまう不器用なヒロインの切なさへの複雑な共感。

質素なロープーウエイが行き来する都会の映像、飾り気ないシンプルな照明が連夜の祭りのようなアジアの混沌としたムードを漂わす屋台街を舞台とした、ほろ苦い”一人の女性の断片”でした。(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002HV3KW/503-2712501-8139957故郷の香り(’03)銀の街から/東京国際映画祭

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