2007/7/25

ピエロの赤い鼻(’03)  ヨーロッパ

先日「サーカス展」で思い出した気になっていたジャン・ベッケル監督作品。フランスの片田舎でピエロに扮する父を恥じる少年に、父の親友が、その理由になった、第二次大戦中ドイツ占領下、捕虜になった時の出来事を回想する物語。

戦時下でのユーモアで人間味を描く作品類の中、究極の場での、捕虜に対する一人のドイツ兵のピエロぶりでの和みのパフォーマンス、というある種お伽話的ではあっても理屈抜きの人間愛。やはりそういう宝石的良心は抹殺されてしまう戦時中の悲哀、はあっても、心ある人の記憶として刻まれて後の人生に影響を与える、という希望の作品。

人の行動の根底の思いなど、身近な血縁だからこそなかなか語り合えず、判り合えないないままの場合も、ながら、父のつける赤鼻の背景を知った少年の、父の芸への眼差しが温かく変化したのも良い後味。ブノワ・マジメル演じる教師兼ピエロの朴訥な人間味、もあって、地味な作品ではあるけれど、少し淀んでいた気分がやや変った部分が。兵士が歌った歌を同じく小アコーディオン伴奏で歌った牧歌的な曲が耳に残った。さっき晴れていたけれど今薄日。(http://www.wisepolicy.com/effroyables_jardins/サーカス展示

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