2006/5/3

ダンス・オブ・ダスト(’98)  イラン

アボルファズル・ジャリリ監督の”幻の傑作”らしいですが、これもまあ独特、芸術的、というか・・「少年と砂漠のカフェ」同様、舞台は荒涼とした砂漠。監督の意向により字幕はついておらず、そこでの人々の地道な暮らしぶりが淡々と描かれる。

レンガ造りにいそしむ少年に向けられた、季節労働者の少女の笑顔から始まる2人の言葉のない感情の共有。無言の交流というと「あの夏、いちばん静かな海」を思い出しますが、言葉などなくても通じる理想の世界。ただ自己表現・主張目的で言葉を発するだけの人とはいくら言葉のやりとりをしても無駄・・言葉の氾濫で交流した気になっているだけ。またそういう言葉に抗ったり傷つくのも無駄。科白自体も少なく、少年や人々の表わす哀・楽の感情が、砂漠の地の風の中で息づく。

退屈、と思えば途方もなく退屈な作品なのでしょうが、反面、映像詩が散りばめられていた作品のようで、とりあえず返却までに再度見てみることに。

でもこれがネットレンタルで新たに見つけた最後のイラン作品で、TSUTAYADISCAS以外も覗いたものの見当たらず・・当面、こういうエスニック方面的には他の中近東の国の作品になりそうな。(http://www.bitters.co.jp/dance/index.html少年と砂漠のカフェ(’01)トゥルー・ストーリー(’96)ぼくは歩いてゆく(’98)「ハーフェズ ペルシャの詩」

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