2008/3/15

化身(’86)  日本

先週木曜夜放映の録画を見た東陽一監督作品。渡辺淳一の原作は、以前読んでいた、と途中で気付いた。中年の文芸評論家が若いホステスを愛人にし、彼女の変貌ぶりと男の悲哀を描くドラマ。

冒頭のベッドシーンの次に映ったのが、ポール・デルボーの絵、割と好きな画家で、見てみて手元の図録にはなかったけれど、列車の座席に裸の女性が一人座っている作品。20代半ばの黒木瞳の、藤竜也相手の身体を張った、数々の濡れ場。パターン的かもしれないけれど、渡米を機に、つつましさから奔放さへの変貌。阿木耀子、三田佳子等、周囲の、酸いも甘いもかみしめたような女性陣の、したたかな美しさも。

渡辺作品は、前に本人がTV出演の時に書いていて、ある時期何冊か読んだり、映画化も幾つか見たけれど、最新劇場で見たやはり黒木主演の「失楽園」は、映像はさておき、話的には後味良くなかった。今回は当初自分が主導権を握りながら、相手の変貌に振り回される中年男性の、「ひとひらの雪」の津川雅彦等程の情けなさ、ではないけれど右往左往のうろたえぶり。

アンティークの店を持たすシーンで、原作を読んでいた、と思い出したのだけれど、愛人関係にピリオドを打つなら、出資されたその店も手放して、というのが筋では、という所、男女のアヤ、と言えばそれまでで、それが味、かもしれないけれど、大人のお伽話、という感じ。確定申告仕上げ中、昨夜「アンナと王様」(後)録画。(http://www.amazon.co.jp/%E5%8C%96%E8%BA%AB-%E8%97%A4%E7%AB%渡辺淳一<クイズ日本の顔>

クリックすると元のサイズで表示します
0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ