2008/11/25

風のガーデン(’08)〜第7話サポナリア  日本

先週の第7話録画で。前回、父白鳥(中井貴一)との突然の再会で逃げ出したルイ(黒木メイサ)、でもやはり気になって自らキャンピングカーを訪れ、森を歩きながら話し、わだかまりは雪解けの方向。やはり自分も不倫の恋と別れ、という経験、イギリス留学していたり、という現代娘的ドライさ、という設定の背景もあってか、この2人は意外とあっさり和解ムードになった。

森の中、初めて川の景色、そう広くはないけれど、底が透けて見える澄んだ水流で、HPでドラマMAPを覗くと空知川、という川のようで。今回ルイと岳(神木君)のガーデンでのシーンも割りと長め、ここも後にドラマ名所になるのだろうけれど、劇中、修(西野勇樹)が熊が出る、と恐る恐るだった、この森の辺りはどうなのだろうと。

白鳥が、夜かかってきた電話かメールに応じず、その後で携帯を買い替え、店で情報の入った古い携帯は自分で処理を、と言われ、森にそれを埋めるシーンがあり、その行為で切ろうとしたのは、どうも茜(平原綾香)のようで、新たな携帯番号を、再会していた昔の恋人エリカ(石田えり)に早速知らせに行ったり、現地生活の実際的必要もあるかもしれないけれど、都合の良いシフトぶり、にも見えなくもなく、

そういう風に、切ろうとして切れてしまう、今時だからこその携帯だけで繋がっている希薄、手軽な関係、それを承知で付き合っていた相手も、お互い様で、病身故の相手との距離という判断もあるかもしれないけれど、

旅立つ前、携帯での連絡は問題ない、と応じていたし、それなりに積み重ねてきたらしき信頼関係に対して、筋を通さず、そういう便利さに乗じて、短絡に切ろうとするのが、若者でもなく医師として働いてきた40代半ばの人間、としても、卑小、軽率にも感じたりした。

後で東京で荷物の整理中、彼女関連の楽譜を見て、一瞬未練というのか物思うシーンもあったり、話の流れで今後またどうなるのか、ではあるけれど、恋人(というには色んな意味で、どうも微妙な気もしたけれど)という設定であっても、そもそも相手の命に関わる重病を知らず、

思えばそれを知るのは(元)愛人、白鳥の友人でもあるその夫、医師の友人、勤めていた病院の院長、同病だった患者二神(奥田瑛二)だけで、亀裂ある北海道の父や子供はともかく、同じ東京に住んでいるらしい実の姉(木内みどり)、というのも、折に家は訪ね、昔妻の事件の時も、呼びに来て叱咤したり、それなりの密接さはあるようだけれど、やはり病気については全く知らず、というのもどうも不自然な気もするけれど、

親族だから、といって人の重要事を把握しているとは限らない、親族だからこその確執での距離、という部分もあるかもしれないけれど、現代の家族関係の希薄さ、現代人の孤独さ、というような背景も構成上あるのかと思ったりした。

それと対照的だったのが、富良野の在宅治療していた老人の臨終のシーンで、医師(緒形拳)の促しで、孫達が床の老人の手を握り、まさに亡くなった時、本当に良く頑張った、という医師から家族、また妻から患者への静かな労いの言葉、涙ぐむ妻から始めた、家族や看護士のささやかな拍手。

そういう臨終での周囲の行動を見たのは映画、ドラマでも初めてだったけれど、そう芝居がかってもいず自然な感じで、見守る緒形さんの慈悲の感触漂う眼差し、表情もあって、印象的シーンだった。ほのぼのというには厳粛で、語弊があるし、美しすぎかもしれないけれど、多少なりとも患者に愛情を持つ家族達にとっても、ある意味理想的な、その瞬間、の過ごし方の一つ、という感もする光景だった。

今回の花言葉は「大天使ガブリエルの飼い猫」「どうせあたいは田舎者、街の女にゃなれないの」「しのぶ恋ほどばれやすい」。白鳥をガブリエルと思い込む岳、いずれ真実を知るにしても、この夏位はそれに合わせて自分も大天使でいたい、ルイもそれに合わせてあげる、という弟の(障害故もあるけれど)純真さへの気遣いを父と姉が打ち合わす、という初めて白鳥が加わった仄かに家族らしい、というシーンもあった。先日カード整理中、以前の北海道旅での「幻想の丘」という美瑛の前田真三の写真、然別湖の風景カード各セットが見つかった。(http://wwwz.fujitv.co.jp/garden/index.html風のガーデン(’08)〜第1話スノードロップ風のガーデン(’08)〜第2話エゾエンゴサク風のガーデン(’08)〜第4話ゲルニウム風のガーデン(’08)〜第5話カンパニュラ風のガーデン(’08)〜第6話デルフィニウム風のガーデン 感動の後半突入SP

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