2009/1/28

ぼくの大切なともだち(’06)  ヨーロッパ

日本では昨年公開のパトリス・ルコント監督作品。中年の美術商の主人公フランソワ(ダニエル・オートゥイユ)と、博学のタクシー運転手ブリュノ(ダニー・ブーン)が、紆余曲折しながら友情を築いていく物語。

ルコント作品は、2年前シンフォニー音楽+映像の「DOGORA」('04)DVD以来だけれど、その前見た「列車に乗った男」('02)も、ジャン・ロシュホールとジョニー・アリディ演じる2人の男の人生の交錯劇で、ブルーがかった映像も渋味だったのだった。

今回も、主役はタイプの違う2人の男、ダニエル・オートゥイユは「そして、デブノーの森へ」('04)以来だったけれど、仕事はやり手でも、そのため周りが見えず他人に対する不器用さ、というのは「八日目」('97)のセールスマンアリー役のイメージが重なった。仕事仲間との賭けで親友を得るため、真剣に自分を”感じよく”見せようと奮闘するコミカルさ、

そういう彼を見守る、愛想のいいブリュノを演じたダニー・ブーン、「戦場のアリア」(’05)に出ていたのだったけれど、実は妻と親友に裏切られた傷を隠し持つ、という繊細な役。運転しながらの豊富な話題に、歴史や、フランソワとの、この通りにルノワールのアトリエがあった、それはロートレックだ、住んでいたのは息子ジャン・ルノワールだった、等の応酬も。

互いの家に行って両親、娘と交流したり、サッカー観戦したり、自然に近寄っていたものの、フランソワがブリュノを”試そう”としてしまった、信頼、というものへのスタンスの違い、から、決裂してしまったけれど、

ブリュノの武器、積み上げた膨大な知識で、欠員で出場出来たフランス版「クイズ・ミリオネア」で、緊張しながらもクリアしていき、押し迫っての美術問題で、「ライフライン」で頼みの綱にして電話したのは、TVで見守っていたフランソワで、生番組の緊迫の場で、解けていったわだかまり、という展開が、ちょっとしたスパイス。音楽も、アコーディオンの変拍子の曲等、エスプリが効いていた。月曜夜「ガレージ・デイズ」録画。AOL時期総括の整理、等途中。(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%戦場のアリア八日目(’96)そして、デブノーの森へ(’04)DOGORA(’04)

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