2006/8/7

紙屋悦子の青春(’06) AOLブログトークスレッド  日本

「紙屋悦子の青春」

 スレッドマスター:- BLOG
アクセス数:4766
投稿日時 2006/8/7 22:15:08
更新日時 2006/10/3 8:14:36

今週末12日(土)東京岩波ホールでの公開が皮切り、順次全国公開される「紙屋悦子の青春」(←関連サイトです)、やや先になるかもしれませんが、出来れば初日舞台挨拶と共に見てきたいと。

4月に他界した黒木和雄監督の遺作で、何度か他スレッドでも触れたことがありますが、同監督の戦争レクイエム3部作「TOMORROW 明日」(明日丁度放映が、という折もあり今スレ立てましたが)「父と暮らせば」「美しい夏キリシマ」等での、戦時下の市井の人々の心情描写が印象深く、追悼の意、というのと、ヒロインが往年のファン原田知世とのことで注目作でした。他に出演は「隠し爪、鬼の剣」以来の永瀬正敏、松岡俊介、小林薫、本上まなみ等。

丁度東京では公開の時節柄終戦期にも重なり、昭和20年、敗戦色が漂う鹿児島が舞台、ヒロインの娘と特攻隊として出撃する運命にある青年。もう一人の彼女に魅かれる若者。その戦時下での青春の葛藤を描いた物語のようで、やはり3部作の延長の戦争レクイエム、の趣でしょうか。

今後ご覧になる方、なる予定の方の感想・批評、コメントある方等自由にどうぞ!(投稿でもメールでも結構です。後者で返事不要の場合はその旨記入下さい)




7 お知らせ

投稿者:- 投稿日時 2006/8/17 18:36:15
更新日時 2006/8/17 21:01:23

改めて書くのも妙かもしれませんが、私はとりあえずここでの定期的な投稿は終了したいと思います(自スレッドに投稿頂けば、基本的にそのお返事はしますので、今後も投稿は歓迎です)。一言では言えませんが、このAOL映画欄で起こってきた様々な出来事が脳裏にあり、楽しい事と共に小社会として見て理不尽さへの憤りもあり、共存し難い姿勢もあります。自分では単純、率直なやり取りを願っているものに、ズレがあったりということもあるでしょうか。

不器用な自分には向いていない気も折々しつつ、常連のintさんはじめ投稿頂いたりやり取りすることで今まで投稿し続けてきましたが、私自身、映画の感想を率直に交換し合うという楽しみというより、いつしか、一言で言いにくいですが、メンタル的な負担も覚えながらやってきました。落ち着いて楽しく意見交換をしにくい状況、というのもありますし、そこを自分にとっては無理押しし続けて、というのも、参加の意味がないとも思えます。

また、どうあっても投稿したい事項があれば書くこともあるかとは思いますし、やはり基本姿勢として、流れ的に、作品を見た際はスレッドを立て感想募集と共に書き込んでいきたいですし、そういう作品があればその形を取るとは思いますが、自分自身、余りメジャー作志向ではない、ということもありますし、基本的にダイアリーの方に重点を置いてマイペースで書き込んでいければと。もし気が向けば、書き込み可にしていますので、コメント下さい。

この「紙屋悦子の青春」が最新に見た作品、というのも私にとって象徴的でした。言葉にすると陳腐ですけれど、今後も映画、DVD等見ることによって気分転換、心豊かになる方向に活用したいとは思います。どう思われていたかはわかりませんが、とりあえず今まで自分のスレッドに投稿、読んで頂いてきた皆さん、有難うございました。



6 「父と暮らせば」、本作海外公開

投稿者:- 投稿日時 2006/8/17 18:04:39
更新日時 2006/8/17 18:04:39

黒木監督作品の「父と暮らせば」が、アジア、中近東等10カ国以上で公開されることが決定したというニュースが。昨年新聞記事で、この芝居版も、現代戯曲としては異例で、6ヶ国語に翻訳され海外にも広がっておりこまつ座も香港やモスクワで字幕付きで公演、原作者井上ひさし氏の元には、海外から「原爆を落とされた日本人が、仕返しをするという発想ではなく、この悲劇が人類の上に繰り返されないようにと考えていることに感銘を受けた」という反響が寄せられ、氏は「被爆者の思いが理解され、広がっているのだと思う」と語っていたというような旨ありましたが、映画の方もそういう広がりを見せるでしょうか。また、本作も海外公開に向けて準備中、とのことです。



5 静かな反戦珠玉作

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/13 23:09:15
更新日時 2006/8/13 23:09:15

病院の屋上、冬の寒空の下、老夫婦が寄り添って静かな回想へ、という導入。昭和20年の鹿児島の一軒尾の家でヒロイン悦子と兄夫婦とのつつましい暮らし。

何気ない会話がテンポ良く続くのは、やはり戯曲が原作の「父と暮らせば」同様ですが、コメディでもないのに、夫婦や、悦子と見合いに訪れた二人の少尉達との間の、素朴なやり取りの妙にしばしば笑いが起こったり。

特別なことが起こるわけでなく、本当に何気ない終戦近い頃のある一家の風景を切り取った、という流れですが、TV特集でも言われていましたが、そこには、心底納得している訳ではないけれど流れで戦地に、特攻隊に赴かねばならない青年や、戦争に賛同しなければならない人々の”非日常の中の日常”の戸惑いのような空気が流れており、そういう点が切なく、互いに対して優しい心情に見られたり。

また、(3でも触れていましたが)黒木監督は戦時中友人が目前で銃弾に倒れるという体験を持ち、TV特集の中で、文芸評論家の加藤典洋氏が、それが元でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になった、と述べていましたが、そういうことが、目線的に市井の人々の暮らし、心情を淡々と描くという”戦闘シーンのない戦争映画”の趣が生まれたルーツかと、改めて。

”反戦映画”というには戦争レクイエム3部作と比べても、一見穏やかな作品ながら、やはり底辺に漂う切実さは”やんわりとした反戦珠玉作”かと。これを加えて戦争レクイエム4部作、のようですが、黒木監督の遺作として静かな感慨、という所でした。



4 舞台挨拶

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/13 22:13:42
更新日時 2006/8/13 22:13:42

昨日見てきましたが、まず舞台挨拶、岩波ホールでは戦争レクイエム3部作を上映した関連もあり、総支配人高野悦子さんの挨拶に続いて、原田知世、永瀬正敏、本上まなみ、小林薫がそれぞれ短く黒木監督との思い出(エピソード)を披露、共通して「今日もどこかで見て下さっていると思う」旨の言葉をはさんでいました。全席指定で割り当てがやや後方の端で、せっかくながら余りはっきり顔が見えませんでしたが、注目の原田知世、本人を直接見たのは初めてでしたが黒のワンピース姿で、早口で話す楚々とした様子がイメージ通り、という所でしょうか。



3 ETV特集

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/11 22:53:57
更新日時 2006/8/11 22:53:57

明日(12日(土))PM10時〜NHK教育テレビ「ETV特集」で、「戦争へのまなざし〜映画作家・黒木和雄の世界」として、「紙屋悦子の青春」の50時間のメイキング映像と共に、戦争にこだわった同監督の背景を探っていくという趣のようです。

この紹介文にもありますが、「美しい夏キリシマ」の主人公の少年を通しても描かれていたような、戦争時の体験に対する”うしろめたさ”というある意味ナイーブな思いが核にある感もあり、それが心情的にどこか作品の人物の”痛み”への共感というか、真摯に感じられる部分では、とも。明日初日、一応舞台挨拶用の券は入手して明日見に行く予定ですが、この番組も気になる所です。



2 >1 天声人語

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/10 11:29:38
更新日時 2006/8/10 11:29:38

たまたま「・・しりとり」スレッドでも触れましたが、昨日付けの朝日新聞朝刊の「天声人語」で、丁度長崎の原爆の日の折か、「TOMORROW 明日」について取り上げられており、その記事サイトがあったので。先日録画しつつ放映を見ましたが、淡々と営まれる人々の暮らしの描写、それと対照を成すラストの一瞬の容赦ない結末。改めて一日一日の”明日”が保障されていない戦時中の生活、アジア近隣不穏な情勢はあるものの”明日”はとりあえずやってくるであろう現代の日本での日々の中の暮らしの中で、些細な事に心煩わす不毛さを思わされたりする作品。

黒木監督の他作品についても、コメントあればどうぞ!



1 TOMORROW 明日放映

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/7 22:22:10
更新日時 2006/8/7 22:22:10

明日(8日(火))PM1:30〜テレビ東京午後のロードショーでの邦画は珍しいですが、黒木監督の「TOMORROW 明日」(’88)放映です。上記のように戦争レクイエム3部作の一つで、原作井上光晴、他の2作同様直接的な戦闘シーンはありませんが、原爆が投下される前日の長崎の人々のごく普通の暮らしを描いており、個人的には3作の中で最も印象深い作品です。出演桃井かおり、南果歩、仙道敦子等。
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