ロードショーは大分前だったけど最近見た映画。
「In 誰それの shoes」というのはその「誰それの身になって」という意味ですね。多分試験には出ないと思いますが。
チャーリーズ・エンジェルくらいから気になって仕方ない「キャメロン・ディアスは美人なのかブスなのか」という命題は今回も答えが出ず。
シーンによっては長身のブロンドであることを除けば、本当になんでこいつが美人キャラのハリウッドスターなんだ!?と首をひねらざるを得ない不細工さなんだけど、時折ハッとするような輝きもあったりする不可解な女優さんです。別に嫌いだというわけじゃないし、むしろブレイクした『メリーに首ったけ』の頃は文句無しにキュートだったと思ってるんですけどね。
まあ、アメリカ映画らしく非常に分かりやすい、悪く言えばあざとい感動的ストーリー展開です。
でも、身内に厄介者がいて、そうは言っても極悪人というほどじゃないし、縁を切ることができるほど自分の方も冷酷にもなれなくて、だけどやっぱり「もう寄ってこないで」と怒鳴りたくなることもある、なんていうのはちょっと身につまされたりするな。もっとも私の場合は自分も鼻つまみ者であったりする面もあるんですが。
主人公姉妹と義母の折り合いがやたらと悪いんだけど、おばあちゃんとは関係が悪化しそうな要素がたくさんあるにもかかわらず馴染んでいくんですよね。ここではおばあちゃんの側のキャパシティというのがものを言っていることが描かれているのが印象的でした。
この主人公姉妹二人の間、彼女達と父親、それに長い間仲違いしていた父親とおばあちゃん(母方なので義母になる)が最後には皆、それぞれに和解するのもお約束的展開ですが、血というものがあるにしても、それよりも共に過ごした年月があり、同じ思いを抱えて別れ別れだった年月があり、そういうものが大切なんじゃないか、というのが見終えての感想でした。

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