大阪の老舗ライヴハウス、バナナホールは今春閉鎖ということで話題になっていました。最後に行ったのはNRBQのときだったか?正直、数えるくらいしか行っていないのですが、入り口の雰囲気とか好きだったし残念に思っていたら・・・
いまもってスタッフがホールに寝泊りしながら無料ライヴなどを継続していて、建物の所有者との法的係争に発展した、ということらしいです。
心情的にはライヴハウススタッフや関係者の心意気に感じるところもあるんですが、新聞などでも取り上げられて有終の美を飾った、という印象があったので、最初はなんとも往生際が悪いな、と思わずにはいられませんでした。
少なくとも、時代の移ろいの無常さを惜しむような調子だった公式(?)閉鎖時に比べると、今回はライヴハウス側に好意的な報道ではありませんね。
実際、最終的な契約は定期賃貸借だったらしく、そうすると更新なしが原則、ということになるはずんですが、バナナホールは同所で長年営業していたという実績があるだけに、正当事由のない更新拒絶に相当すると主張して争うことも一応可能なのかもしれません。
ただ、なんでも親会社の倒産でライヴハウス廃業に追い込まれたそうですが、今後の経営の見通しは立っているんだろうか、という心配はあります。
芸術や文化がどうの、不法占拠がどうの、とあまり倫理的なことを言っても埒があかなそうだし、現在と今後の借家権を認められるかどうかは、訴訟の場で決着するとして、テナント料を払えないことにはどうしようもないわけで、存続支援にはバナナホールに限らず、実際にその「場」に足を運ぶ、ということが一般の愛好家にまずできることでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%9F%E5%9C%B0%E5%80%9F%E5%AE%B6%E6%B3%95
(借地借家法解説:ウィキペディアより)
http://www.bananahall.co.jp/
(バナナホールからのメッセージ)
http://www.ed-contrive.co.jp/html/new_info/pressreleases/060616.html
(建物所有者イーディコントライブ株式会社の見解)

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