「Meadow インストール日記2 フォント設定」
PC
Meadow(及びEmacs)では、ホームディレクトリの「
.emacs」というファイルに起動時の初期設定を書き込むことになっている。
が、これは普通のGUIソフトのように選択式ではなく、emacs lisp という一種のプログラム言語で記述することになっていて、私のようなユーザーには少々難しい。
というわけで、
サンプルとして添付されているファイルを元に、ネット上の情報を参考に設定していくことにする。
まず、スタートメニューからMeadowを起動する。
一応、Meadow の基本的な操作はできるという前提で細かい説明はしないので悪しからず。聞いてもらえれば答えはしますが初めは操作表をプリントアウトして見ながらやらないと難しかった記憶がある...。
さて、サンプルファイル
dot.emacs.jaはMeadowをインストールしたフォルダにあるので、規定どおりなら
c:\meadow\dot.emacs.ja である。これを開いて
.emacs というファイル名でホームディレクトリに保存するわけだ。
.emacs などの設定ファイルでは、行中の;(セミコロン)以降は設定とは関係のないコメント部分となる。
見ると、有効な部分はさほど多くないことがわかるだろう。
まずはフォントの設定を行う。
>;; ;;; TrueType フォント設定
とある次の行から、
>;; ;;; BDF フォント設定
という行の少し後、
>;; ;;; (方法その1')
の前までの部分を有効にする。つまりセミコロン2個をすべて取っ払うことになる。M-x kill-rectangle を使うのが手っ取り早いだろう。
その上で、上記の部分最後あたりの
> (setq bdf-use-intlfonts16 t)
> (setq initial-frame-alist '((font . "intlfonts16")))
はMeadow2用の設定なので、これをMeadow3用に
> (setq bdf-use-mule-fonts16 t)
> (setq initial-frame-alist '((font . "mule-fonts16")))
と書き換える。
最後に、少し後ろの
>;; 初期フレームの設定
のところのフォント関連の五行がコメントアウトされているのをすべて有効にする。
以上でフォント関連の基本的な設定はできているはずだ。
試しにMeadowを再起動して、[ctrl]-h h で多言語の
HELLOファイルを表示してみるのが手っ取り早い。白抜きのいわゆる「豆腐」がなく、下記の画像のように、いろいろなフォントが表示されていればOKだ。
http://www.meadowy.org/meadow/attachment/wiki/Screenshots/mule-fonts-HELLO.png
うまくいかない場合、一番ありそうなのは、編集ミスなどで
.emacsファイルの読み込みがエラーとなり途中で止まっていることだ。
その場合、まず、Meadow起動時の表示をチェックする。
http://www.meadowy.org/meadow/attachment/wiki/Screenshots/meadow-splash.png
上記画像と違うエラー表示などが出れば、
.emacs の記述ミスと考えてまず間違いないだろう。

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