Windows98でipodを使う方法について
Yamipodというフリーソフトウェアを使う方法を以前紹介したが、ご質問を頂いたので、日本語の情報があまりないことでもあるし、インストールから使いはじめまでのごく初歩的なところを改めて記しておくことにした。
ちなみにYamipodのホームページは下記の場所である。英語でも大丈夫な人、より詳しく知りたい人はこっちに直接どうぞ。もちろん
ダウンロードもこちらから。
http://www.yamipod.com/main/modules/home/
さて、まず対応環境であるが、MSのOSの場合、
Windows98 SE(Second Edition)以上でなければならない。
[マイ・コンピュータ]のアイコンを右クリックしてプロパティを表示させるか、[スタート]→[設定]→[コントロール・パネル]→[システム]でWindowsのバージョンを知ることができるが、これでWindows 98としか表示されなければあきらめていただくしかない。
もうひとつ、ipod に関する条件が記されている。
それは、
1.あらかじめipodを公式ソフトであるiTunesを使ってフォーマットし、
2.最低1曲はmp3 かaac形式のデータをipod本体に転送しておくことである。さらにこのとき、下記二つの設定も確認しておく
3.ipod を外付けディスクとして認識させる
4.ipod の内容の同期は手動で行う設定にする
こればかりはwindows XPか2000のインストールされているPCがどうしても必要で、最大の問題点というかハードルかもしれない。
私は家にXPパソコンもあったので問題なかったが、ない人は知り合いに頼んだり、PCショップでお願いするしかなさそう。
以上の点がクリアされれば後は楽である。
PCへのYamipodのインストール。
Yamipodホームページの上部バナーのYamipodロゴの下あたりのdownloadをクリックするとダウンロードページに移動する。下のほうにベータバージョンもあるがこちらは最新のもので不安定な恐れがあるので、Get It Now という点線囲みの中の for Windows というところをクリックするとzip形式のパッケージyami-win.zipというファイルがダウンロードできる。
これをzip対応の解凍ソフト(ダウンロードできるフリーソフトが多数あるので検索されたし)でお好きなフォルダに展開していただけばOKである。その中のyamipod.exeがプログラム本体なのでこれをダブルクリックすれば起動できる。
ショートカットをデスクトップとスタートメニューにでも作っておけば起動しやすいだろう。
Yamipod はipodをPCに繋がない状態で起動すると小さなウィンドウでしか表示されないが、接続するとアルバム名や曲名などのフレームが自動的に開く。
PC内のmp3ファイルを保存してあるフォルダを開いておいて、ここからYamipodの一番下の曲名フレームに転送したいファイル(複数可)をドラッグ&ドロップすれば転送ダイアログが表示されるので、[add (all)]をクリックすればipodにファイルがコピーされて、めでたくipodで音楽などを聞くことができるようになるはずだ。
ただし、
以前のエントリで書いたとおり、日本語のタグ情報は文字化けするので、正しく表示されないことをあきらめるか、転送ダイアログのSong Info をいちいち手動で書きかえるしかない。
(タグ情報というのはファイルに記録されている曲名や収録アルバム名、演奏者などの音データ以外の情報である)
念のために追記しておくと、Yamipod はPCとipodの間のデータのやり取りが主な機能で、CDなどから曲のデータをipodが対応しているmp3やaacファイルに変換する機能はない。
よって、何か他のソフトで音楽データをmp3などに変換して保存する必要があるが、これも数多くのフリーソフトが存在するので、ネットで検索すればいくらでも見つかるだろう。
一例として私は以前、
CDexというソフトを使っていたが、CDDBの設定をすれば曲名などもネット経由でデータベースから取得してくれるので入力の手間が省けて楽だし、使い勝手も比較的良かった。
それも数年前の話なので最近はさらに良いソフトも登場しているのではなかろうか。
実は自分用にもXPパソコンを買ってボチボチ移行作業しているところなのではあるが、Yamipod はiTunesと違ってipodからPCへのデータのコピーもできるという長所があるのでインストールくらいはしておこうか、というところなのである。

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