今年はずいぶんストーブを出すのが遅くなった。
12月になるまで我慢、と思いながらも少々前倒しになるのが通例の我が家だが、
3日からの週はなんだかんだと忙しくて、ようやく灯油を買ってきてストーブを出したら、今度は曇り空が続いたせいかなんだか冷えも緩んで2日ほどそのままにしてあったのを、昨日ようやく満タンに給油して点火してみたというわけだ。
昨今の石油製品高騰で割安感はなくなったが、やっぱり灯油ストーブは上にのせたやかんから出る湯気がいい感じだ。
最近、以前はBGMとしか思えなかったモダンジャズも悪くないなと思い始めているところだ。そもそも学生の頃以前は自分が楽器ができないこともあってインストゥルメンタルの音楽には美しい旋律や印象的なリズムで曲そのものが気に入ることはあっても、演奏自体にあまり魅力を感じられなかった。
遅れ馳せながら耳も少しは成長しているということか?
しかし、ビバップとハード・バップの違いなどさっぱり分からん。
大して知識も予算もないので、中古で安くてかつ良さそうなのがあれば買う、という程度の軽いスタンスで、昨日は『Kyoto/Art Blakey and Jazz Messengers』というのが400円で売られていたから買って帰ったら、なんと盤が入っていなかった。
慌てて見るとケースに「ディスクは入っていません」というシール。ケースだけを売っている、という訳ではもちろんなく、レジで入れるはずの物をバーゲン品なので忘れたらしい。持って行ってもらってこなくては。
一緒に並んでいた『Sassy Swings Again/Sarah Vaughan』はちゃんと中身もあったがこれも素晴らしい。私の前から持っているベストアルバムなんかではじっくり聞かせるスタイルが多いが、ここでのサラはタイトルどおり、ゴージャスなビッグバンドを従えて力強く奔放にスウィングして見せて、より私好みだ。
ストーブとジャズにはなんのつながりもありません、悪しからず。

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