「The Ruthie Foster Family Band 3/28/2009 Takutaku,Kyoto」
music
ケリー・ジョー・フェルプスのチケットを買うついでに土曜日だし・・・みたいな気分で参戦を決めたライヴだったが、これが大当たり!
ひとつ前のエントリで書いたように2007年のアルバムも相当良い出来だったのだが、ライヴパフォーマンスはほとんど別次元のパワフルさ、ソウルフルさにぶっ飛ばされた。
まず、黒人女性らしいスモーキーさを備えながらも伸びやかさも備えた声がとにかく気持ち良い。そして、そうやって歌い演奏するのが楽しくてしようが無い、と言うポジティブなバイブレーションが歌いっぷりやアクションからビシビシと伝わってくるのでこちらも自然と楽しくなってしまうのである。
ギターやキーボードもテクニカルなフレーズを披見らかすわけではないが、ほとんど自らの肉体の延長と化したような自在な演奏で素晴らしいの一言。今回は珍しく娘を連れて行ったのだが、「あんなにギター弾けたら楽しいだろうねえ」と感想を漏らしていた。
サポートのドラムスのMarthaさんとベースのTanyaさんも同じアフリカンアメリカンの女性で、マーサは目と目で通じ合うくらいの長い付き合いだし、ターニャは実際いとこだし、とルーシーは自ら「ファミリーバンド」を名乗っていた。ルーシーは日本人女性並みの小柄だが、揃ってかなり恰幅良さ目の3人のステージはビジュアル的にもなかなか迫力満点なのであった。
あと、このライブではいわゆるインスタント・ライヴ等と呼ばれる、当日の演奏を録音してその場でCD-Rに焼いて終演後すぐに販売するという実況盤が用意されていたのが印象的だった。アメリカのライヴバンド/ジャムバンドのコンサートなんかではそういうことも行われていると話には聞いていたが、実際にやっているのを見たのは初めてであった。開演前にはせっかく子供連れて来たけどどうしようかな?と思っていたが、終演後には迷わず売り場に申し込みに行きましたよ。

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