2019/9/29

安全なダイビングのために  北のダイビング

土曜日はホームグラウンドの積丹町美国で、お世話になっている
ダイビングサービスの主催で、安全にダイビングを楽しむための
体験会と言うのが実施され、参加してきました。

今回は消防の積丹支署にご協力いただき、CPR(胸部圧迫によ
る蘇生法)の実習、AEDの使用実習などダイビングのレスキュー
コース以来、10ゥン年ぶりの実習でしたが、体重がきちんと乗る
両腕の組み方、肘の位置、腰の位置など勉強になりました。

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あと圧迫のリズムは120RPMが目安ですが、誰でも知っている
曲ではアンパンマンマーチがそれに相当するそうです。

約一時間の実習の後は、外で海洋実習のシミュレーション
…の前に、ご厚意で指揮広報の車を拝見させてもらいました。

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さすがダイビングを始め、シーカヤックやシュノーケリングを楽しむ
人の多い積丹町。

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カヤックなどの海難救助用品などが機能的に装備されてあって
皆興味津々。
ご厚意で運転席に座っての記念撮影もOKで、みな笑顔でした。



さて実習再開で、まずは水面から水中を捜索するための陸上で
のシミュレーション。

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横一列になって進み、発見者からの合図の受け方、返し方など
のレクチャー。

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そして海洋に出ての実習。※写真は一緒に実習した方よりいただきました。

ほかにも、水中安全停止バーを使い確実な5mラインのキープや
自己残圧ゼロを想定し、バックアップ空気源を利用した安全停止
なども。
そう言えば昔、バディブリージング何て言うのもやりましたね。
今はオクトパスの装備が当たり前になりましたが。

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救助要請の為のホイッスルの使い方による聞こえ方の変化や
救助ロープの投げ方など、頭ではそれ位の事…と思っている
事が意外に手間取ったりして、何事もやってみないとわからない
ものだと反省。

でも、こうして覚えたスキルですが、一生使う事が無いのが一番。
レジャーなのですから、安全に気を付けて遊びたいと思います。



残りの時間はファンダイビング。

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花びらみたいなのはウミウシの卵で、近くでコモンウミウシが同じ
様な卵の産卵を始めていましたので、これはきっとコモンウミウシ
のものなのでしょうね。

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久し振りに見たハナイロウミウシ(と思います)は、近付いて
じっくり撮ろうと思った所で、痛恨のバッテリー切れ!!

まぁ口惜しいですが、これ位なら笑って済ませます。

笑って済まされないトラブルが起きることの無いよう、改めて慣れ
た場所だから…とか、ああ、いつもの通りね…ではなく、いつでも
万全の準備、心掛けて楽しく遊んでいきたいと思います。
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2019/9/24

砂漠に陽は落ち〜黄漠奇譚  聞きたい365日

先日の月の砂漠の話で、月や星と言えば稲垣足穂の小説を思い
出したのですが、さて、どんな話だったっけ…と、既に手放した本
なので、図書館に行って改めて読んでみました。

一時期、星新一のショートショートが好きで良く読んでいましたが
氏の選んだ「ショートショートの広場」というアマチュアの投稿作品
の中で、あ、こういうの好きだな…と思った作品に、星新一氏が
稲垣足穂的なムードで…と書いた評があって、それで興味を持っ
た次第なのですが。


一千一秒物語という掌中小説は、そんな私の趣味に良く合ってい
て、黒猫の尻尾を切ったら悲鳴が上がりホーキ星が逃げて行った
とか、綺麗な光ったものを拾ったら、死んだ星だった…とか。

そんな幻想的なショートショートで、結構気に入りました。

その流れで、この月や星や砂漠が出てくる短編小説小説に辿り
着いたのですが、タイトルは「黄漠奇譚」

神々の都を模した砂漠の町バブルグンド、赤い衣のキャラバンの
行列、水瓶を肩に載せた女たちが行きかい、そして陽は落ち。
その街を襲った小国の王が、その宮殿に飾られた神像を破壊して
星を祭る様に進言した部下を退け、月を殺そうとして街は滅び…

その廃墟で探し当てた青銅の箱からは、三日月型をした赤い土が
こぼれ、煙となった立ち上り、煙の彼方に新月が姿を現し、どこから
ともなくウワッハッハと山崩れに似た笑い声が響き渡り…
私が要約するととりとめない話になりますが、続きは図書館で…と。


砂漠に関連し、もう一つ思い出したのが、昭和初期の歌謡曲で
二村定一が歌った「アラビヤの唄」です。

♪砂漠に陽が落ちて 夜となる頃 恋人よ懐かしい 唄をうたおうよ
と歌われ、当時の大ヒットとなったようで、戦後も時々聞きました。

もっとも私は、さ〜ばく 陽っコおちて…という私の父よりもう少し
上の世代が口ずさんでいた、東北替え歌バージョン?の方が、より
印象深くはあるのですが。

とは言え、元歌はアメリカ映画「受難者」の主題歌のカバーだったそ
うですから、なにかハイカラさと懐かしさが入りまじった気持ちになる
のは私だけでしょうか?


またこの頃、酋長の娘という歌もヒットしたそうで、やはりオヤジ世代
が「私のラバさん(lover)首長の娘…」と歌っていたっけ。
戦後では「ミネソタの卵売り」とか、気宇壮大な歌謡曲がありました。


というわけで、とりたててオチのある話ではないのですが、月と砂漠
の事を少しばかりのついでに、何かビジュアルは無いかな?で思い
出したのが、好きなルソーの絵で「眠れるジプシー女」

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ルソーの説明によると「放浪するマンドリン弾きの女が疲れて壷の
傍で眠る。通りかかったライオンが女の匂いを嗅ぐが、食べようとは
しない。それは詩のような月の光のせいである」と。


月と砂漠と、黄漠奇譚の中の”水瓶を肩に載せた女たち”といった
テーマがヨレヨレのアドリブを経てようやくテーマに戻り一安心。

本日は一日雨模様で、月が出ていないので話に無理があった?
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2019/9/16

水中にも秋の気配が  北のダイビング

いつもの積丹半島、美国の茶津海岸でのんびりとダイビング。
水中は陸上よりほぼ一ヶ月遅れで進行しますので、水温はまだ?
22度と夏の名残があります。

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いつもはビーチからエントリーするのですが、この日の一本目は
ボートからのエントリー。
この日も海面は凪いでいましたが、水中の透明度は今ひとつ。

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とは言え、浅い場所だととても良い感じで、ウニに食い荒らされた
ホソメ昆布がユラユラ揺れ、このあたりは夏の終わりだなぁ…と。

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昆布をベンチに一休みしているのはアサヒアナハゼですね。
なかなか要領のいいことで、天然のハンモック?でしょうか?

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そんな浅瀬をクダヤガラの小さな群れが泳いでいきました。

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ウマズラハギも結構見かけました。
釣り人に嫌われる餌取名人ですが、食べると結構美味しい魚です。

とは言っても、このサイズでは食べるのは無理ですけれど。



水中洞窟(通称ドントの穴)では、小アジの群れ。
少し上層で一回り大きく、早く泳いでいるのは小サバの様です。

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これは夏ならの風景ですね、もう少し長くいて欲しいけれど
水温が下がると姿を消します。
このあたりも、夏の終りだなぁ…と、しみじみ思うのですが。



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少し沖の方に行くと(とは言ってもせいぜい水深10m程度ですが)
シマゾイやオウゴンムラソイ、クジメにキツネメバルなど。

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更に沖の砂地に行くと、海藻が吹き寄せられた場所の下には
イソバテングの姿が。

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捨てられたロープの切れ端の所にはマハタの幼魚。

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みんなこの小さな被写体に夢中。珍しいので当然ですが。



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普段は岩場で見かけるコモンウミウシ、珍しく砂地の上をお散歩。
…というか、お引越し?おばさんの病気見舞い?でしょうかね。

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防波堤を超えた湾内、この日は浅瀬も探索してみました。
スカシカシパンがいっぱい、砂を掘るとオカメブンブクも出てきます。


2本併せて2時間を超える水中散歩。

深場で珍しいものを見るのもいいけれど、こうして平均深度10m
に満たない場所でののんびりも良いですね。

水温はともかく、陸上の気温が25度を割ってきました。
まだウェットスーツで行きたいけれど、来週はどうなるかなぁ?

出来る事なら、9月一杯位はウェットで行きたい所ですが…
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2019/9/13

月の砂漠  聞きたい365日

今日13日は15夜で、札幌のミュンヘン大橋付近では6時半頃に
月が昇り始めました。

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街路灯も、信号の赤もしっかり従えて、さすがに貫禄ある月です。

十五夜で思い出す童謡と言うと、「うさぎ」…でしょうか?

日本では月の影をうさぎの餅つきに見立てますが、吠えるライオン
に見立てる国、カニに見立てる国など、色々あるみたいです。
因みにお隣韓国は、日本と同じくうさぎの餅つきに見立てるとか…

日本や韓国では立って餅つきをするうさぎも、南極で見ると仰向け
に寝そべって見えるそうで、それはそれで見てみたいものですが。

日本でも沖縄の旧喜納緑村の民話では、うさぎではなく水桶を担い
だ少年の姿とされ、真っ赤な夕焼雲をみるとこのアカナー少年の家
が火事になったと言って「アカナーの家やけたんど 泣ちゅる童は
水汲ませ 泣かぬ童は鐘打たせ…」と歌ったそうですが。


十五夜と限定せず、月という事なら私は「月の砂漠」ですね。
大正時代に発表された詩:加藤まさを、曲:佐々木卓の名曲。

お揃いの白い衣装を着た王子様とお姫様が沙丘をこえて行き
月明かりに浮かぶ二人のシルエット。
ビジュアルとしては、藤城清治の切り絵がロマンチックですね。

ラクダに付けた金の鞍には金の瓶、銀の鞍には銀の瓶…

しかし、お供も付けないで二人きりなのでしょうか。

満月の晩にしても、あまりにもリスキーすぎませんか?
危険を冒してまで夜に二人だけとは、もしかして恋の逃避行…?

でも、後半の歌詞にはラクダはトボトボと…とありますし、最後の
歌詞では(砂漠を)黙って越えていきましたとあります。

ちょっとネガティブな言葉が並ぶのは、恋の逃避行では無くて
家臣の反乱にあい、国を追われた王子と姫なのか?
なんて大人の邪推は置いておいて、ここはメルヘンの世界。

中央アジアの高原を越えてゆく、当時のロミオとジュリエット??
ロマンチックで良いじゃないですか。



余談ですが、何かの旅番組の最後にラクダに荷を積んだ人々が
出発して着く様子が映り、「旅の商人たちが出発してゆきます…」
みたいなナレーションがかぶさりますが、画像と共に本人たちの
声まで拾っていたようで「俺たちいまこんな事していないんだけど
なぁ」と。

私は見ていないのですが、現地の言葉がわかる方がたまたま
それを聞いて腹を抱えて笑った…というコラムを読んだ事があり
ますが、まぁ、演出もほどほどにしないとね。
川〇浩探検隊じゃないんだから…って、いまもそうした番組が
あるみたいで、ときどき番組差替えとかがあるのは残念で。


もう一つ余談で、コミックでトオジョオミホの描いた「東洋奇譚」に
螺鈿紫檀五弦琵琶という話があり、正倉院宝物ラクダに乗り琵琶を
持った胡人の姿から、この琵琶の個人に恋した女の話がありました
が、これもなかなか印象深い話でした。こちらはいい意味で。

月や星の話となると稲垣足穂も思い出すのですが、もうずいぶん
昔に読んだきりなので、その話はまた後日にでも…


ユーチューブでは「月の砂漠」のこんな演奏を聴く事が出来ました。

一押しは「モスコーの夜は更けて」や、坂本九の「上を向いて歩こう」
を「スキヤキ」のタイトルで紹介し、全英bPヒットのきっかけを作った
イギリスのバンド、ケニー・ボールかな。
Kenny Ball - Tsuki no Sabaku 月の砂漠

33歳の若さで、惜しまれてなくなったリー・モーガンの演奏。
Lee Morgan - Desert Moonlight

歌で聞くなら、澄んだボーイソプラノや少女の声が合うと思います。
今だと、某タイヤメーカーの♪どこま〜でもいこう…と歌っている
少女が良いと思いますが、昭和30年代?の伴久美子も。
月の沙漠 伴久美子

これは初めて知りましたが、無伴奏で歌う石原裕次郎
石原裕次郎 月の砂漠


【参考にしました】
世界の月模様 ⇒ http://www12.plala.or.jp/m-light/View.htm
朝日新聞「天声人語」 2019/09/07
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2019/9/10

大札幌成金 ザ・ファイナル  話芸・芸能など

落語好きの方は、東京の落語団体が4つあるのをご存じの通りで
落語協会、落語芸術協会、インディ系?の円楽一門会に立川流。

その中の落語芸術協会(通称芸協)の二つ目11人で立ち上げられ
評判となったのが「成金」というユニット。
最近の二つ目ブーム?を牽引したグループと言っても良いかな?

その三度目となる札幌公演が、先日共済ホールで行われました。
惜しくも今回がラスト公演となります。
その訳は何名かのメンバーが今秋〜来春にかけ「金」になるから。

早い話が”真打ち”に昇進するからです。

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今回のお楽しみは、そのリーダー格として9月に単独昇進を果たす
柳亭小痴楽の成長を見たかった事。
まだ聞いたことの無かった伸三、柳若、昇也を聞きたかった事。


私は夜の部に行ったのですが、今回も満席で嬉しいですね。

端は桂伸三で、彼も来年5月にめでたく真打ち昇進の予定。
この日の演目は芝居噺で「七段目」
芝居狂いの若旦那が、これまた芝居大好きの丁稚定吉を相手に
役に熱中するあまり?真剣を抜いてあわや…というお話。

先日江戸版画を見に行った折「歌舞伎はどうも…」なんて事を書き
ましたが、芝居噺はやはり歌舞伎を知っている方が楽しく聞けそう
再チャレンジします…かねぇ??

噺の後は踊りで「奴さん」をサービス。
元は座敷での話芸から来たと言われる江戸落語。
こうした踊りや芝居の知識があると、もっと落語も味わい深いかな


春風亭柳若は滝川鯉昇のお弟子さんで、この日は「井戸の茶碗」
全てが真っ正直な善人ばかりという、ま、いささかメルヘンチックな
人情噺ではありますが、とても後味のいい話です。

そして千代田卜斎の娘、貧乏はしていてもさぞ清楚なお嬢さんなの
なのだろうあな?という語り口も充分に伝わってきました。


中入り後は春風亭昇也で、演目は「壷算」

私同様に数字に弱い瀬戸物屋の番頭を、口八丁で煙に巻く巻くと
いう元は上方の噺ですが、庄屋は客の口八丁より番頭のオロオロ
ぶりを重点に、この日一番の爆笑をさらっていきました。

点の「若手大喜利」のレギュラーでもある昇也。

この日は帰ってビデオを見ると「笑点」で円楽の代演を務める活躍。
あと数年で?欠員が出るだろうから、昇也か宮治かわさびあたりに
レギュラー入りを期待したいですね。


さて、「待ってました」の声もかかったしんがりは柳亭小痴楽。
今回めでたく単独の昇進が決まり、落語協会の4人昇進の興行と
かち合う事となるわけですが、芸協の期待のほどがわかります。

実際に聞いた訳ではありませんが、大好きな権太楼が今回芸協の
4人の真打のうち2人にダメ出しをし、かなり厳しい激励の言葉
をかけたとか…「芸協の真打が羨ましい」と言ったとか。

権太楼は落語協会(通称楽協)の監事で、芸協の真打とは今回
昇進する小痴楽と講談の松之丞を指すわけですが。
これを発奮材料として楽協の4人も、芸協の2人も切磋琢磨して
よりよきライバルとして落語界の期待の星になるよう期待します。

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さて小痴楽、落語家「痴楽」の息子として生まれ、本人曰く「目覚め
た時間で学校に行っていた」そうで、中学を卒業し落語の道へ。

修行の第一歩は前座で、師匠の着物を畳んだりお茶を出したり
一番大事なのがネタ帳を記録するという役目ですが、彼は漢字が
出来なくて家と言う字が書けなかったとか。

ウという頭は何とかなったけれど、その下が…とは本人の弁。
その後、小学生の漢字ドリル帳を買って猛勉強したのだとか。

演目は「大工調べ」

大工の棟梁が人情味に欠ける(大家は意固地だけれど正しい)
に啖呵を切る場面は、長い啖呵をよどみなく浴びせ倒し、思わず
会場から拍手が沸きましたが、いささかやんちゃ系のルックス?
の小痴楽にはとっても合っていました。

私も思わず拍手をしてしまいましたが。

大学の落研上りが最近の落語家の主流?という中、落語家二世
とは言いながら、彼が前座になった頃に父親痴楽は病死。
入って来る後輩は大卒の自分より年上で…

苦労の分だけ話に深みが出て…と、大いに期待がもてそうなこの
日のトリでした。


【過去の関連ブログ】 二ツ目による「大札幌成金」
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