私には、聞いたこと見たこと考えたことなどを、きちんとメモをして保管するという習慣が、とうとう育ちませんでした。ふと思いついてメモをとっても、いずれ散逸の運命です。
先のアメリカ行きの折には、ブログ上で「楽しい話を持ち帰る」と言ってしまったので、めずらしく少しはメモを取りました。散逸しないうちに書き留めておきます。これもブログの役割でしょうね。
「メモをメモる」の巻
*いつも
空港で一苦労する。やっと出てきた私の荷物に、団体さんのものと思われる
搭乗券の束が結び付けてある。必死で「これ違う、ぼくのじゃない!」と説明し、わかってもらう。
私のスーツケースがあまりにもかっこいいため、プロ用に見えて、誰かが置き忘れ物をくっつけといたのかもしれない。
*
入国審査に手間取る。「仕事か観光か?」と聞かれて「観光」と答えたのだが、宿泊先を訪ねられて困った。
最初に泊まるホテルの名前のメモを家に置いてきてしまった。「娘に会うためだ」といって娘の住所を示してもダメ。娘の住所はシアトル、ここはラスベガス・・・アメリカは広いのだ。
父親らしい善良そうな顔で「娘が迎えに来るから」と説明して、やっとOK。メモは大切だ。
*ユナイテッド航空だからアメリカ人だと思うけど、年配の
スチュワーデスの気配りに感謝。飲み物サービスで「
レッドワイン」と高らかに英語で注文したら、
黙って2本置いていってくれた。その上、空容器を回収に来るとき、また
「黙って」1本置いていってくれたのだ。その後また「エニアザドリンクス?」と聞きにきてくれる。私は思いっきりの笑顔で「ノー」と答えた。「サンキュー!」を付け加えたのは言うまでもない。顔を見るだけで要求がわかる。これこそ
プロのサービスだろう!
こんなことをメモしてもしょうがないと、書きながら思う。ま、飛行機の中がいかに退屈かは、よく表されている。(次回続きを!)

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