園児に
馬が疾走する姿、あの
大きな生き物の生命の躍動感を見せたい・・・30日、年長組といっしょに
笠松競馬場を訪れた。
私自身は競馬を
肉眼で見るのは初めて。場内のこともよく知らなかったのだが、ちゃんと見学者専用の
「キャロットシート」という席があって、しかも
ガイドさんまでついている。馬券を手に必死にレースを見守る、
かぶりつきのような場所からは隔てられた場所だが、子どもたちは
どこからどこまで馬が走るのかも知らないので、一向に構わない。
真ん中辺に
アーチ型のものがある。「先生、あれなに?」と聞かれて「おそらく
ゴールだろう」としか答えられない。私も似たようなものだから、これでいいのだ。
ガイドさんから
新聞をいただいた。
馬の名前が書いてある。子どもたちは「なんたらホマレ」とかいう名前には一向に興味を示さなかったが、一頭だけ
「かおり」という馬がいて(確かそうだったと思うが)、これが絶大な人気。
「8番、かおりちゃん」というわけだ。
さて、馬、である。
すごいねえ、
四百数十sという巨体がぶつかり合うように疾駆する様、しかも目の前をあっという間に走り去る! 大人の私でさえワッと引きつけられるのだから、子どもたちはもう大騒動・・・
「すごい!」「かっこいい!」「あーっ、かおりちゃんは!」「8番どうなったの!」「何番が1番?」
2レースも観てしまったが、
「馬インフルエンザ」にかかっている馬がいるとかで、
馬と子どものふれあいは中止。残念だったけど、子どもには
未練というものがないのか、帰りの
マイクロバスの席がちがうとか、ここがいいとか、泣いたり笑ったりしながら帰園。
「馬のお絵かき」を提案したら、どんな馬が描けるか?
馬ーっ!

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