
オバマ大統領の再任が決定された今日。
どこまで彼が功績を残せるかは予想しがたい中、なによりも「実直そうな」人がアメリカの大統領に引続き居てくれることに安堵する。他の国のリーダーでここまで「うさんくさくない」「きちんとした」ように見える人(そして「さわやか!」)がいるだろうか…と自分の国、日本やAのイギリス、南アのリーダーの顔を頭に浮かべながら考える。
横でAがDに「貧しい人をサポートしようとしている立候補が お金持ちを優遇しようとしているもう一人の立候補に勝ったんだよ」と、とてもとてもシンプルに説明している。確かに健康保険問題(これは
マイケル・ムーア監督の映画SiCKOをご参考に)や、同性愛者に対する姿勢、移民問題、弱者を助けようとする指針が沢山感じられるオバマ氏。地球上でまだまだ力を持った大国がこういう人を選んでくれたことに安心しつつ…南アは昨日から使用され始めたネルソンマンデラの紙幣で話題沸騰。
全ての紙幣の表にマディーバの顔。あんなかわいいお札は他にはなかったのに、とライオンやサイやチーター、水牛が後ろに追いやられたこと、悲しい。使われすぎたマディーバの顔が、つまらなく見えてくる。昔はあんなに偉大に見えた顔なのに。この国はいつまで 彼を「国の顔」として使い続けなくてはいけないのだろう?新しい偉人がこの国に生まれてくれることを切に願う朝だった。
そういう横でAは掃除洗濯に来てくれているゴゴとゴゴのお孫さんノンクワジに、なぜかお説教。マディーバの功績を引きずっていてはいけない。新しい世代がこの国の未だ残るたくさんの不平等な部分を変えて行くべきだ、と。自分の研究している結核まで引き合いに出して、人々の受け身な姿勢を怒っている。二人とも、これまた「受け身」でAの話を聞いている様子を見てなんだかおかしくなった。
たくさんの考えること。
また次に。