7/28(日)に行なわれた昇級昇段審査会にて、新たに初段が誕生!
西岡泰伸 52歳 通称名 ニシオカサン
7年前に入会して以来、熊本から定期的に稽古に参加していたが、熊本支部発足と同時に支部門下生となる。
柔道や空手の武道歴があるとは言え、45歳にして始められた新たな武術の稽古である。
もともとは健康のためといった目的で太氣拳を始められたと記憶しているが、いつの間にか組み手昇段を目指すことになる。
今回の昇段5人組み手は年令的に過酷なものとなることが予想されたが、馬原支部長の指導のもと、連続組み手を想定した内容の稽古を重ねてきたようである。
組み手審査においては一人目でダウンを奪われたものの、後半、それを挽回する内容で見事にこれを完遂!
52歳にして、過酷な体験と言える昇段組み手を見事に乗り切って、熊本支部として初の昇段を達成した。
お仕事は高校の英語教師でありながら、また一人、クレージーなオヤジの誕生である。
これからも武術修行を通じて価値ある人生を歩んでもらいたいと思うところである。
本人コメント
「この度は成道会の皆様の声援に支えられながら、何とか5人組み手を完遂し、初段合格をいただくことができました。誠にありがとうございました。
7年半前に成道会に入門し、温かい雰囲気の中で城先生や本村先生、諸先輩方のご指導で楽しみながら稽古させていただきました。
しかし、熊本からの参加のため、健康法目的で太気拳を中心に月1回のみの稽古でした。そのため思うように上達しないのが悩みでした。
3年前に馬原先生が熊本支部を開設されてからは稽古回数も増え、太気拳はもちろん打撃の方も随分と鍛えていただきました。
時にくじけそうになりながらも叱咤激励されながら、どんどんのめり込んでいき、いつの間にか真剣に黒帯を目指すようになっていました。
そして、審査当日。
久しぶりにお会いする福岡の先生方や先輩方からは激励の言葉やアドバイスをいただき、熊本から応援に駆け付けた先生や仲間達を見て心強く思いました。
いよいよ5人組み手となり、これまでの稽古の総決算です。
ところが、途中からほとんど記憶がありません。応援の声だけを心の支えに立ち続けていたという感じです。
何はともあれ、その日は充実感と安堵感でいっぱいでした。
しかし翌朝、体の節々に痛みを感じると「呼吸を整えながら歩法で間合いを取り、チャンスがあったら一気に攻めて、さっと離れるように」と言われていたことが全くできていなかったことが悔やまれ、先生方に申し訳が立たないという気持ちになりました。
それにもかかわらず、合格をいただき心より感謝申し上げます。
これを機に黒帯の名に恥じぬよう、理想の組手を目指して更に稽古に励みたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。」
太氣拳成道会
http://www.joudou.jp/

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