理想の内閣をつくろう!(・・・企画倒れ)  中3社会(公民)

 季節はずれの太平洋高気圧の来襲によって、午後の教室の気温は30度、湿度90%。
 お弁当をおなかいっぱい食べて、体育館や廊下でひとしきり暴れた15歳×45人の放出する熱量と湿度によって、環境はぐんぐん悪化の一途をたどる。
 エアコンはまだ「暖房」の設定だし、今年の夏は節電しないといけないので、「ガマンの練習!!」とは言ってみるものの、ちょっとお互いに授業する雰囲気ではない。

 どうやってこの夏を涼しく過ごそうか、としばし現実逃避。

「1人に1台、扇風機がほしい(机につけられるやつ)」

 いいねぇ、ミドリ電化とかジョーシンに売ってるよね。自分で水撒いて扇風機つけると涼しくなるかな。

 風情が出るのは、風鈴つけて、ウチワかな。今度、校門前でクリアファイル配ってる塾の人に、「うちわほしいな〜」「うちわくれたら行ってもいいな〜」とみんなで言いなさい。どこかがくれるでしょう。
 →「○○塾、いつもええのん、くれんで」「○○はしょぼいよなぁ」・・・シビアですね。

「緑のカーテン!」

 いいねぇ、ゴーヤ植えて、秋にはそれで調理実習?
  →「ゴーヤはちょっと苦手です」・・・そうですか。

「このシャツ、暑い」

 そうやなぁ、クールビスの時代なんやし、新素材の制服にしてもらおうか。風紀環境委員、生徒会で取り上げてください。

「学校、休みにしよう」

・・・まぁ、そういう解決策もありますな。でも、家でパソコンする方が、電力消費は多いかもよ。
 →「ネトゲは夜中にやるから大丈夫です」・・・う〜ん。


 さて、授業では「内閣」を扱っているので、気分転換に「内閣をつくろう!」というグループワークをやってみた。
 これは、塩野七生さんの『日本人へ 国家と歴史篇』(文春新書)にあった、ローマ皇帝で理想の内閣をつくってみたら、というエッセイがおもしろかったので、授業で使えるかな、と思って温めていた企画であった。
 まずは「1府12省庁」の説明をし、どのような省庁があるのかをざっと確認する。その上で、内閣総理大臣、内閣官房長官と、12の大臣を、遠足の班をもとにして自由に任命してよい、というものにした。
 「大臣は17人以内」という内閣法の範囲内で特命大臣を任命してもいいし、班のメンバーだけで足りないだろうから、古今東西誰をスカウトしてきてもいいよ、という条件も出した。

 さぁ、どんな内閣ができるのか、楽しみに待っていたら、残念ながら、ちょっと人前で発表するのは恥ずかしいような内閣がゴロゴロとできてしまい・・・。
 この閣僚名簿をもとに、首相の所信表明演説や、後日、財政の学習に入ったときには、予算案の編成もやってもらおうと目論んでいたのだが、ちょっと作戦変更である。

 来年はもっとうまくやろう。
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