都道府県別進学率とパス解析  読書メモ(09.6〜)

 『教育社会学研究』88集が届いた。分厚くてびっくり。
 79年調査、97年調査に続いて09年に同じ高校を調査し、少子化や90年代改革が高校に与えた影響を分析した中西論文(中西啓喜「少子化と90年代高校教育改革が高校に与えた影響」)、進学校調査データを再分析し、達成動機に注目の地域性に注目した有海論文(有海拓巳「地方/中央都市部の進学校生徒の学習・進学意欲」)、大学進学率の都道府県格差の成立要因を76年・86年・96年・06年の4時点について比較検討した上山論文(上山浩二郎「大学進学率の都道府県間格差の要因構造とその変容」)など、なかなか盛りだくさんである。
 中でも、上山論文は手法として参考になった。パス解析という古典的な方法であり、使っているデータも「国勢調査」「就業構造基本調査」「学校基本調査」「県民経済計算」と誰でも入手可能な官庁データである。要するに、大切なのは問いであり、手堅く論証することであることだと、再確認する。
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