デフレの正体は、やはり・・・。 世の中のはなし
昨日の毎日新聞に載っていた、潮田道夫氏のコラムは、なかなか興味深い(「水説 金融と涙の水たまり」)。
http://mainichi.jp/select/opinion/ushioda/news/20120118ddm003070155000c.html
日銀の白川総裁が、今月10日にロンドン大学で講演して、欧米諸国もまた、日本のたどったThe Long and Winding Roadをたどることになるかもしれない、という話をしたらしい。
潮田氏はさらりと流しているが、ここで白川総裁が、日本の「失われた20年」を、前半ではバブル崩壊による借金返済に追われたためであったが、後半の低成長の主因は、史上先例のない急激な高齢化と人口減少のためである、という見解を示したことは、とても重要なことではないのだろうか。
まさに、藻谷浩介氏の『デフレの正体』の説明そのものではないか。
白川総裁によれば、2000年代の日本経済は、人口1人あたりで見れば、GDPの伸び率は他の先進国と遜色なく、生産年齢人口で見ればもっとも高かったという。それでもGDPは伸びなかった。
とすると、日本経済は、ちょっとやそっとの景気刺激策では、総体としての経済成長はもはや望めない、ということでもある。大変な話である。
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http://mainichi.jp/select/opinion/ushioda/news/20120118ddm003070155000c.html
日銀の白川総裁が、今月10日にロンドン大学で講演して、欧米諸国もまた、日本のたどったThe Long and Winding Roadをたどることになるかもしれない、という話をしたらしい。
潮田氏はさらりと流しているが、ここで白川総裁が、日本の「失われた20年」を、前半ではバブル崩壊による借金返済に追われたためであったが、後半の低成長の主因は、史上先例のない急激な高齢化と人口減少のためである、という見解を示したことは、とても重要なことではないのだろうか。
まさに、藻谷浩介氏の『デフレの正体』の説明そのものではないか。
白川総裁によれば、2000年代の日本経済は、人口1人あたりで見れば、GDPの伸び率は他の先進国と遜色なく、生産年齢人口で見ればもっとも高かったという。それでもGDPは伸びなかった。
とすると、日本経済は、ちょっとやそっとの景気刺激策では、総体としての経済成長はもはや望めない、ということでもある。大変な話である。
