徳島県の私立高校についての疑問  私立中学・高等学校について

 徳島県の私立高校は、47都道府県で最小の3校しかない。しかも、3校合わせても841人(2011.5現在)と、県立の徳島北高校(1039人)や鳴門高校(1021人)の1校分にも満たない。

 なぜ徳島県では、私立高校が少ないのか?
 なぜ徳島県では、私立高校が大規模化しなかったのか?

 しかも、徳島県は、1960年代に財政再建団体に転落しており、高校生急増対策として、財政支出を抑えるために、他県のように私立高校に生徒を引き受けてもらうという選択肢もあったのだが、県はそれを選ばなかった。

 なぜ徳島県では、私立高校に依存した教育拡大が行われなかったのか?

 また、徳島県では、1970年代に総合選抜制を導入し、特定高校をめざした受験競争の激化を抑制しようとした。東京や京都ではこれによって「公立が凋落した」と批判されているが、必ずしも徳島県ではそこで私立が急成長したというわけでもない。

 なぜ徳島県では、公立高校の優位が続いたのか?

 1990年代になると、第2次ベビーブーマー後の生徒減少期に突入し、私立高校は「特色ある教育」を売りにして公立高校との差異化をさらに強調するために、さまざまな先進的な取り組みを行う。その結果、公立高校改革が誘発される。それでは、徳島県ではどうだったのか?

 徳島県の私立高校は、生徒減少期にどう向き合ったのか? 公立高校はどうそれに対応したのか?

 ちなみに、明治21年(1888年)、日本を代表する36都市が市政施行都市に指定された。その中に徳島市が含まれており、しかも当時、徳島市の人口は全国第10位だったという。徳島は明治の「大都市」だったのである。知らなかった。

参考:明治22年の人口(徳島市史より)
(1)東京   137万5937人
(2)大阪   47万2247人
(3)京都   27万9165人
(4)名古屋  15万7496人
(5)神戸   13万4704人
(6)横浜   12万1985人
(7)金沢   9万4209人
(8)仙台   8万6352人
(9)広島   8万3387人
(10)徳島   6万1084人
以下、鹿児島(5.8万人)、富山(5.8万人)、長崎(5.5万人)、和歌山(5.2万人)、福岡(5.1万人)、堺(4.8万人)、岡山(5.8万人)、新潟(4.4万人)、熊本(4.3万人)、福井(4.0万人)・・・。

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