教育社会学が、採用試験に出ないということ  教育社会学

 恥ずかしながら、公立学校の教員採用試験の受験科目に「教育社会学」が入っていないことを、今日知った。教育社会学は、教職科目としても選択科目なので、つまり、教育社会学を知らなくても、学校の先生になれる、ということである。
 ただし、教育社会学が現職教員にどれだけ役に立つかは、以前書いたことだが、正直疑問である。日大の広田照幸先生は、教育学を学び教師になりたいという学生さんに「へそまがり」を勧めていらっしゃるが(広田照幸・伊藤茂樹『教育問題はなぜまちがって語られるのか?』日本図書センター)、「へそまがり」は心の奥底に潜めておいて、とりあえず目の前の「役に立つのか立たないのかわからないけれど、学校というのはそういうところだから」というお約束を、教師・生徒・保護者の三者がそれぞれ演じ分けることで成り立つ学校の日常を、醒めた目で中から見続けるのは、なかなか大変なことだし、それができない方が幸せだと思うことは少なくない。全員がそういう考えだったら違うのだろうが、そのときには今の学校自体が存在していない。

 ちなみに、自分は公立の採用試験のための準備はしたことがなかったので、参考書をパラパラ眺めてみるものの、ほとんどわからない。
 これは「教員になるための能力を問う」ための試験ではなく「公務員の採用試験の一形態」だからなのだと考えるか、あるいは自分に資質が欠けているかのどちらかであろう。
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