タテ社会というよくできたシステム  世の中のはなし

 タテ社会というのはどうも苦手なので、近づかないように生きてきた。
 外から観察して思うのは、タテ社会というのは見事なしくみだと思う。
 先輩が後輩に偉そうに振る舞い、後輩が先輩の立場になると、手のひらを返したように先輩がしてきたように立ち振る舞う。
 任侠の世界もそうだと聞く。年功序列の職場もそうだ。年金のしくみだってそうではないか。
 若いころに、年長者からの理不尽な要求に耐えて、将来に貸しを作り、年をとってから若い世代からその分を回収するしくみなのだから、当然、自分の代で回収できなくなることがいちばん困る。だから組織内部から改革のインセンティブが働かないのは、当然のことだ。また、そういう振る舞いをしない人の存在は、こういう組織の内部では厄介者になるし、上の世代だけではなく、自分の将来の回収を妨げる存在として、実は若い世代からも脅威に感じられているのかもしれない。
 日本社会の隅々にまで浸透したこのシステム、利害でがっちり固まっているだけに、そう簡単に変わることはあるまい。
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