The Heart Rocker  世の中のはなし

 ハートロッカーというから、ソウルフルでハートウォーミングなロック歌手をめざす若者の話を想像してしまうけれど、どうしてどうして、すさまじい映画ではないですか。今日がTOHOシネマズデイで1000円ではなく、この映画がアカデミー賞6部門を獲得していなければ、客は3分の1も入っていなかったんじゃないだろうか。途中退出もちらほらあったし、2時間の上映が終わってエンドロールが流れ出したら、堰を切ったように観客が席を立ち、渋い顔をして出て行った。
 アバターとハートロッカー(The Hurt Locker)はどちらも、それが3D映像かカメラワークかという違いはあっても、「あたかもその場にいるように思わせる映画」という点では共通しているんではないかと思う。ともあれ、まだ観ていないけれどもアバターがそうであるらしいのと同様に、これまで体験したことのないような感覚が残る映画であった。
 ひとつ思ったことは、これを作品賞として選出したアカデミー会員は、同じような思考回路で、太地のイルカ漁を隠し撮りしたThe Coveに投票したんだろうなぁ、ということで、太地町の猟師さんが「権威あるアカデミー賞がなんであんな映画なんかに!」と憤慨していたけれど、アカデミー賞だからこそ、だったのかもしれない。
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