バイリンガル  世の中のはなし

 なかなか私立高校ネタで書くことがない。正確には、あることはあるんだけど、全国学校総覧をコピーした話だとか、日私中高連の周年誌を読んだ話だとか、国立教育研究所の報告書に目を通した話だとか、ブログにアップするような話ではない。ひとりつぶやいておけばいいことなんだが、かといってTwitterでつぶやくほどのものでもない。

 ジュンク堂に行ったら、子どもをバイリンガルに育てるための本を買い揃えているお母さんがいた。お子さんに外国語を母語とする彼/彼女ができれば、教えなくても勝手にバイリンガルになるんじゃないですかね、と教えてあげようかと思った。
 そういえばこのあいだ、東南アジアを旅行してきた知人が、「東南アジアでは観光地の物売りの子どもでさえ流暢な英語を話すのに、日本の子どもはなぜあれくらいのことができないのか?」と尋ねてきて、あきれて物も言えなかった。日々の生活費を外国人相手に稼がなければならない子どもたちと、この国の子どもたちとでは、あまりに環境が違いすぎるというのに。
 子どもがバイリンガルになるのは簡単で、外国に占領されて自国の言葉を学校教育から奪われるか、母国語で高等教育を受ける機会がなくて外国語でなければ大学での教育を受けられなくするか、あるいは国境を開放して外国語を話す人たちとつねに接触する社会環境をつくるか、である。
 もちろん、これからは英語と中国語ができなくては大きな仕事はできないだろうから、外国語は必要なのだけれど、その必要性に迫られない以上、そりゃ身につくものではないと思うのだけれど。
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