役に立つ大学教育  世の中のはなし

 担任がないと、朝の遅刻立ち番が回ってくる。11年ぶりに立ってみると、まぁいろいろと変わるものだ。
 指導の成果もあって遅刻の生徒が激減したことを、会議資料ではわかっていたが、あらためて立ち番をしてみると変化を肌で感じる。
 まぁそれよりも、校門前の道路は近くの大学の通学路になっているのだが、朝の8時半からお行儀よく1コマ目に出るためにぞろぞろ歩いていることにびっくりする。夕方6時台のバスも、その大学の学生で満員であることが多いことにも、びっくりする。 
 ぼくたちのときには、5月になると出席しなくなるから、混んでいるのはそれまでのガマン、などと言っていたけれど、ほんとうに大学生さんたちは、講義があるからということで、高校生のように遅刻しないで登校している。授業中の私語が問題となっているそうだが、それもむべなるかなである。
 そういえば、学校の近くの学生ワンルームのオーナーさんが、最近の学生さんは4回生の途中で下宿を引き払って実家に帰るコが多いと話していた。単位をきちんと3回生までにとって、あとは卒業するだけなので、大学には用がないかららしい。
 大学とは夕方に起きて生協にごはんを食べに行って、バイトした後に夜中のサークルボックスでうだうだしに行く場所だった自分からすれば、大学に用がないということはなかったのだけれど、まぁそれも時代かなぁと思う。
 「大学の教育力」を強調すればするほど、「役に立つ/立たない」という基準で大学生活が切り刻まれる。たしかに大学は商売上手でなければやっていけないとは思うが、それでもどうだかなぁ、と思ってしまう。
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ