ハンドボールの審判  学校のはなし

 決勝トーナメントが行われた。
 会場となる中学校の隣には、私立の女子校があって、駅からは、ハンドボールで真っ黒に焦げた子どもたちに交じって、日傘を差して学校に向かう女の子が吐き出される。
 う〜ん、階層文化だなぁ、と思う。

 閉会式までの待ち時間に、中学2年生たちが他校の中2と空いたコートで練習試合をすることになった。中3と高1の先輩が「審判やりますよ〜」と嬉々としてホイッスルを持ってコートに向かったが、彼らは二審制の奥深さ(?)に面食らうことになる。
 ハンドボールの審判は、公式には2人で行うのだが、どちらが主審でどちらが副審ということではなく、2人の審判はたえずセンターレフェリーとゴールレフェリーを交互に担いながら(要するに、プレーヤーを前後で挟む形で一緒に走りながら)ジャッジをする。そのため、互いの意思統一と明確な役割分担が重要となり、しかもプレーヤーと一緒に走るため、相当に消耗する。
 基本的なことを教えてやると、「しんどいです〜」「むずかし〜」とひいひい言いながらではあったが、しばらくすると徐々に慣れてきてホイッスルが落ち着いてきた。
 これもまた、いい体験だろう。
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