残暑お見舞い申し上げます  学校のはなし

 お盆から2週間経とうとしているが、一向に夏の日差しは翳らないし、夕立もさっぱり降る気配がない。こんなことならいっそ、「最高気温が35度を下回った日から1週間後を2学期の始まりとする」とかいうルールをつくってみてはどうだか。

 今日はグラウンドで高校野球部が秋の公式戦の1回戦をしている。校舎の4階から眺める光景は、さながらマツダスタジアムのライトスタンド2階席といったところか。対戦相手は、最近突然選手を集めて強化しまくっている高校で、1回からにさっそく集中打を浴びていた。
 グラウンドがそんな事情だし、補習や宿題に追われている時期でもあり、今日のクラブはなし。

 それにしても、だ。
 もしも高校が青少年スポーツを担っていなかったら、中学を卒業してすぐにプロ入りする選手はどれくらいいたことだろうか。アメリカ型の「ハイスクール」の理念は、教育内容のレベルでは日本的に変容して定着したが、強豪ハイスクールから名門カレッジへと進学することがスポーツ選手としての登竜門となるという面では、十分にアメリカ型の後期中等教育制度が根付いたということか。とりわけ甲子園というのは、戦前のイギリス型エリートスポーツの形態を残しながら、実際は日本型体育会精神とアメリカ型ハイスクールの融合したものとなっていると思うと、十分に興味深い。
 スポーツ選手を国体開催県の学校教員として雇用し、立派なスポーツ施設を建設するという、もうひとつの人と金の流れも含め、この国の社会の基盤を支えるシステムである。
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