2013/3/3

紙一重の経験・・・  
 昨日書いた昔の大吹雪の時と同じ様なことが道東で起こった。・・・8人が亡くなった。この近辺は風は強かったが降雪が少なかった。そして前日からの暖気で積もった雪は固まっていた。幸いだったのである。もし・・・ほんの少しの条件が違っていたなら同じ様なことがこの地域でも起こっていたのである。冬の北海道の猛吹雪は、油断と判断で死に直面する・・・それはこの地に住む宿命である。
 20代の頃、6月の始めであった。先輩に誘われて大雪山の旭岳にスキーに行った。初夏の快晴の絶好の日だった。ロープウエーを二つ繋いで中腹まで一気に上げてくれる。そこはまだ雪の世界である。そこからスキーを担ぎ上に登りそしてシーズン最後のスキーを楽しむのである。
 昼食を山で・・・その先輩がガスコンロ(当時はプロパンガスである)とジンギスカン鍋をリュックに詰めてきていた。そして山の上でジンギスカンである。他の人達からは注目の的であった。『いいねえ〜』とうらやましがられた。美味しかった。
 その昼食を終えた頃から急に空模様が変わった。一帯が雲の中に入ってしまったのである。視界はまるでなくなった。数メートルしか見通せないのである。ロープウエーの駅の方向がまるで解らなくなった。少しずつ下に滑り降りながら駅を目指しているつもりだった。途中で出会った人に方向を尋ねるがみんな『あっちでないかなあ?』という曖昧な答えだった。・・・幸いに雲は無くなり晴れ渡ったのだった。
 山の恐ろしさを知った。もし、あの状況が続いていたなら山の中で迷っていたかもしれない。一度間違った方向に滑っていったなら・・・そう考えると背筋が冷たくなる。車とロープウエーでそんなところに簡単に行ってしまうのである。・・・遭難と紙一重となる所へである。
 遭難事故や今回の猛吹雪の中での災難も想像できるのである。それは、それに近い経験をしてきたからである。最悪な状況にならないですんだ・・・それは幸いであった。
 そんな経験は子供達にも話しておくことが必要なのかもしれない。
 
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