2007/1/15

豊穣祝太鼓  
 栗沢太鼓の第一曲だ。この曲で栗沢町開基90周年に初披露し栗沢太鼓が誕生した。草野広志氏作曲のものである。命名のときに先生は二つの名前を提案してきた。『絶世太鼓』と『豊穣祝太鼓』の二案である。先生の判断で『栗沢豊穣祝太鼓』と名づけることとなった。そのあと『絶世太鼓』も二曲目として誕生することになる。
 全くの初心者の集まりから基礎練習を開始しそして初披露までの時間は半年間。週二回の練習が2月から開始した。メンバーは全員農業者。農繁期の時期も集まって練習したが、日に日にメンバーの数は減っていった。20数名でスタートしたが最後に残ったのは12名だった。(夏の頃は盆太鼓の練習もした。)太鼓は僅かに5台。前半と後半に分けて10名のメンバーで式典で初披露することになる。あの時の緊張は今でも忘れることは出来ない。私の長い太鼓歴の中でも一番である。式典に参加していた人たちは、その頃太鼓演奏など聞いたことが無かったと思う。そして町の話題として大きく取り上げられた。直後から青年の男女がぞくぞくと入会してくることになる。会員数も30名近い人数になっていった。
 初披露の時からこの曲は何度も編曲を重ねてきて今日の曲に落ちついた。2曲目の『絶世太鼓』が誕生するまでこの曲を何回披露したかわからない。基本の姿勢・リズム・強弱・スピード変化・腕の振り・・・。この一曲には初心者が習得していかなければならない太鼓の要素が全て含まれている。一見やさしそうな太鼓曲だが、この曲を打ちこなしてこそ太鼓の本質に迫ることになる。打つメンバーによってこの曲は全く違った印象に受け止められる。それほど奥深い一曲である。
 この曲は栗沢太鼓の母なる曲である。栗沢太鼓が誕生して今日の栗沢太鼓があるのはこの曲が多くの打ち手を育て多くの歴史を作ってきたからである。
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