売場の警備員さんが「地下の倉庫に
ネズミがいて、みんな仕事にならない」と言って来た。
(うちはブランドショップで警備員さんはお客様と商品を守るのが仕事だから、ネズミ駆除などはやらない)
なに?ネズミ?
ネズミは雑食性で何でも食べるし、歯を研ぐために固い物を好んでかじる。
昔、錦糸町の店にいた頃、よくネズミ被害に合った。
事務所ではパソコンのケーブルをかじられ、食品倉庫では米の袋が破かれた。
うちはレザー製品を扱っているから、万が一かじられたら大きな損害が出る。
急いで地下へ降りると、若いスタッフの子たちがキャーキャー言っていた。
で、肝心のネズミはと言うと。
ハツカネズミくらいの小ぶりなヤツが、コンクリートの上にじっとしていた
クマネズミみたいなデカいのを想像していたから(錦糸町のヤツは超デカかったので)ちょっと拍子抜け。
だいぶ弱っているらしくほとんど動かないので、頭からビニール袋を被せてあえなく御用。
生け捕りしたものの捨てるに捨てられないので、とりあえず庶務に連絡。
「ネズミ生け捕りにしたんですけど」と言うと
「ずいぶん勇ましい事しましたね〜(笑)」
うーむ、ネズミの捕獲って勇ましい事なのか〜(爆)
大泉にいた時は、あそこは実に
野性味溢れる店だったので、店内を飛び回るツバメをトリモチで追っかけたり、衣料品の倉庫に隠れた猫

を追い出したりと、実にいろいろな事をやった。
だからネズミの捕獲も私にとっては当然「やるべき事」だったのだけど、どうやら銀座では周囲が驚く(ドン引きする?)「勇ましい事」だったらしい


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