すげーよW。っつーか、
三条陸の脚本がスゴイって言えばいいのかな?
Wは、本当はキバの後番組の筈だったけど、急遽DCDの企画が入ったから放送開始が半年遅くなったと聞いた。
塚田Pにとっては08年にゲキレンが終わったあと、約1年のブランクができたことになる。
近年の白倉Pは、前作新作劇場版3本掛け持ちが当然のようなサイクルで回っていたから、1年もの時間をかけて練られた塚田Pの企画が、密度の濃い充実した作品になるのはある意味当然とも言える。
ただ、いくら企画が良くても構成が悪ければどうしようもないので、そこがやはり企画の全体像を具現化する脚本家の腕なのかも知れない。
とにかく、何がスゴイって、45話のテラーダパパのあの(説明)台詞!
園咲家が悪の中枢だと知っても尚、総攻撃をかけようとしなかった翔太郎。
まぁ、フィリップの気持ちを考えてってこともあるだろうけど、少なくとも園咲冴子が幹部だというのは早いうちから分かっていたことだし、もっと前の段階で園咲の謎に踏み込んでも良かった筈。
それをしないのは、まぁ、ありがちな
お約束なんだろうなぁ(^^;
と思っていたのだけども。
テラーの能力は「相手の精神に働きかけて”恐怖”の感情を増幅させる」もの。
早い時期から深層心理に”テラーへの恐怖”を植えつけられていた翔太郎は、無意識のうちに園咲家への関わりを回避して来たのだと。
ものすごい理屈!
照井竜のように特異体質を見出されたわけでもなく。
フィリップのように非人間(・・・認めたくないけど
データの塊らしい)でもない。
ただただ偶然、フィリップの相棒として「仮面ライダー」になってしまった翔太郎。
ひとえに風都を愛する気持ち、強い精神力だけで戦って来た「一般人」の翔太郎だから、逆にその精神を冒されると無力になってしまうという。
すごい説得力!
ここまで追い込んでから「お約束」を回収するなんて。
しかも、あの次回予告!
離散し敵対している園咲の家族を一同に集めての食事会!
あの画は
シュールすぎるとしか言いようがない。
そして次回でテラーダパパ退場の噂。
更に、ミックがフィリップの猫だったという意外な展開。
きっとフィリップが末っ子の男の子だから、弟代わりにとテラーダパパが与えたんだろうなぁ。
シュラママが言うように裕福で幸せな家庭だったんだろうなと思う。
そのミック@スミロドンと戦っていたアクセルが、正体が猫だと知って仰向けにひっくり返る場面は良かった(笑)
いや、その脱力感はよく分かるよ。
必死に命のやり取りをした相手が、よりによって猫、だもんなぁ(^^;
ミックは「鳴海探偵事務所で飼われる」と随分前から予想されていて、どうやらその通りになりそうだけど。
・・・亜樹子が与える餌の恐怖に怯えそう(爆)
亜樹子が「ねこまんま」を持って逃げるミックを追いかけ、そのミックをフィリップが抱き上げて「僕の猫に何をするんだい、亜樹ちゃん?」と笑顔を向ける場面、なんつーのを妄想しちゃいました。
そんなHAPPYなラストだったら、いいなぁ・・・
そう言えば、
W&オーズの冬映画、決定(27日の一般試写会で告知されたらしい)

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