賛否両論あるようだけど、最新作
「仮面ライダーフォーゼ」は私的にかなりヤバイ気がしている。
ヤバイというのはつまり、
「マズイ・・・ハマる」という意味の(^^;
私がハマる作品の傾向は決まっている。
主人公、周辺人物、敵側に至るまで、とにかくキャラの描き込みや設定が細部まで凝っていて、サブタイトルも一定の法則性で統一されている作品が好きだ。
「クウガ」はサブタイを二文字熟語で通したし、「W」のサブタイにはその話に登場するメモリのアルファベットを入れ、その文字にエピソードにつながる複数の意味を含ませる、という
高等技術を使っていた。
例えば第1、2話のサブタイ「Wの検索」には、仮面ライダーW、wind(風)、woman(犯人が女)、ウィンドスケール社(事件の鍵となる会社)、二人のドーパント、などの意味が含まれているし、最終回の「Eにさよなら」には、エナジードーパント、EXE(不良グループのチーム名)、END、永遠、などの意味が読み取れる。
「オーズ」でも毎回「3つのできごと」で法則的なサブタイにしていたが、単語だったり動詞を含んだ名詞だったりと韻を踏んでいないのが気になっていた。
今度の「フォーゼ」のサブタイはどうやら四文字の造語で統一するようだ。
「フォーゼ」の塚田Pは登場人物の名前にもこだわる傾向があるらしい。
戦隊シリーズはカラーやモチーフとなる動物などから登場人物を名づける傾向があるけれど、塚田Pが初のチーフプロデューサーを務めた「特捜戦隊デカレンジャー」では、全員が何故か
お茶の名だった。
これは歴代戦隊の中でもかなり風変わりなネーミングじゃないだろうか。
「W」では左翔太郎と来人(ライト)。まぁ、これなら理解できるけども。
でも「フォーゼ」の登場人物の名前は
とにかく凄すぎる。
アナグラムなどの言葉遊びで名づけているのだが、何しろそのモチーフがwww
プライド高い美形で天高のクイーン・風城美羽
(かざしろみう)、その名前の由来が風見志郎てwww
頭脳派の歌星賢吾
(うたほしけんご)はIQ600と言われた本郷猛のアナグラム。
他人とコミュニケーションを取るのが苦手でしゃべりも怪しい野座間友子
(のざまともこ)は、アマゾンのローマ字表記「AMAZON」を逆さま読みにして、友子は「アマゾン、ともだち」から来ているとか。
いや、なんて言うか、言葉遊びだけじゃなくて、キャラのイメージまでも対比させてるのがスゴいなって。
大文字隼は一文字隼人の「一」と「人」を足して「大」にしてるとか、最早クイズの領域www
JK(ジェイク)は神敬介の頭文字から。
JKなんだから当然「女子高生」だろと思った私は立派な2ちゃんねらー(自爆)
城島ユウキ
(じょうじまゆうき)は結城丈二のアナグラム、なんだけど これだけが元キャラとの接点が見つからないんだよねぇ…
え?ヒロイン繋がり?そりゃま確かにV3の後半では
結城がヒロイン扱いだったけど
設定だけでなく、アクションも非常に面白い。
一昨年、Wの第1話でルナジョーカーの手足が伸びるアクションを見た時はとにかく驚いた。
だから、オーズの3パーツチェンジも、
足がバッタになろうがタコになろうが、受け入れることができた。
それがフォーゼでは、腕がロケットになり足はチェーンソーにドリル、更には通信機器まで装備して、挙句の果てに発射台から打ち上げられる人間ロケットならぬ
”ライダーロケット”になったのはひっくり返った。
そして高岩さんが楽しそうに動いているのが画面からビンビン伝わって来て、これがまたとても面白い。
まさか平成の世に
「リーゼントの髪をかきあげる仕草をする仮面ライダー」が登場するとは想像もしてなかったけど(爆)
ただ、実際どこまでフォーゼのキャラに感情移入できるかが今の時点では分からないので、Wやクウガみたいなハマり方はしないと思うけど(多分・・・)
でもオーズの劇場版で初めてフォーゼのビジュアルを見て「ダメだこりゃwww」と感じた印象から、本放送を見て180度イメージが変わったことを考えると、今は「この時代錯誤なツッパリ兄ちゃんが仮面ライダーって、どうよ?」と思っていても、すぐに見慣れて(慣らされて)しまうんだろうな(^^;
しかし全身白のフォーゼ、将来的に歴代仮面ライダーの仲間入りして一緒に並んだら・・・
1人でめっちゃ目立つぞwwwww

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