「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」
平成仮面ライダー(劇場版)
先週土曜日の公開初日、新宿バルト9で
「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」の舞台挨拶付き上映を観て来た。
以下、東映、テレ朝の公式Webで公開されている程度のネタバレを含みます。
【オーズ】
オーズはテレビシリーズの後日談。
財団Xがコアメダルを狙って暗躍するという設定だけはあるが、実際には財団Xとオーズたちとの接触はほとんどなく、隕石の影響で開いた時空の穴が事件の発端となる。
というより、テレビシリーズ最終回で消えた
アンクをどうにかして復活させるための理由付けをしたらこういう展開になった、という感じだけどw
元々テレビシリーズでは財団Xの影は全くなく、関連を伺わせる事と言えばWの終盤に財団Xで加頭の上司だった女が持っていたiPadにコアメダルが映っていた事くらいで(それも単なるスタッフのお遊びだと言われていた)、当初財団Xと関係があるのではと言われていた鴻上ファウンデーションも結局は無関係だったし。
最も、オーズの世界におけるこれまでの数々の災難は、
鴻上会長のおイタが過ぎるからだという事が改めてはっきりしたけども(爆)
オーズパートのゲストキャラである40年後の未来から来た青年ミハルは、戦いだけを求める極悪な仮面ライダー・ポセイドンに身体を乗っ取られ、精神を操られていた・・・。
って「身体を乗っ取られ精神を操られたミハル」の描写がどうしても
イマジン憑依にしか見えないのは私の思い過ごしですかそうですかwww
ポセイドンから自我を取り戻したミハルが水の力で変身する仮面ライダー・アクアが
電王ロッドフォームに被るのも、きっと私の妄想でしょうwwwww
【フォーゼ】
フォーゼのストーリーには財団Xが深く関わっているのだが、表面上は空から降って来た謎の美少女・なでしこと彼女に淡い思いを寄せる弦太朗、それを見守る仮面ライダー部員たちががっつりと繰り広げる甘酸っぱい
「学園青春ドラマ」
フォーゼが財団Xと戦う動機付けもきちんと描かれているので、オーズパートに比べて物語がきれいにまとまっているなという印象。
個人的には天ノ川学園高校文化祭で仮面ライダー部がやっていた「栄光の7人ライダー」研究発表の場面に大ウケしたのだけど、その時に、今回の劇場版に登場した歴代ライダーが、平成ではなくあえて昭和7人ライダーだけにした理由が分かった気がしたw
【W】
春に公開された「レッツゴー仮面ライダー」の時、突如変身シーンだけ見せられて、
こんな雑な扱いなら出ない方がいい(涙)と思った翔太郎とフィリップ。
それが今回は短いながらもきちんと
「Wパート」があり、変身前の二人がすごく丁寧に扱われていて、変身後も翔太郎単体変身のジョーカーからCJXまでフルラインナップの贅沢さ。
オーズとフォーゼの映画なのに、いくら「先輩」と言えど素面できちんと物語に絡んで、しかもフォームチェンジまで見せて貰えるなんて、ファンとしてはこれ以上望む事はないほど嬉しい。
しかもWの存在がオーズとフォーゼの世界観を上手くまとめているのも良かった。
本当ならそういう役回りはWともフォーゼとも共闘経験があるオーズの筈なんだろうけど、何しろ敵組織がWと因縁のある財団Xだから、一番事情に詳しいWが両者を繋ぐ形の方が自然だし、登場する動機づけにもなる。
その「ライダーの先輩」である翔太郎が、いつの間にか後輩のフォーゼやオーズに花を持たせる
気配りまでできるようになっていたのが、また嬉しかった。
成長したんだね〜(ウルウル)
成長といえばフィリップ。
漣くんは見た目がほとんど変わらないけど菅田くんは著しく成長していてw
微妙に
「魔少年」の可愛げがなくなっていた(爆)
まあ10代の育ち盛りな男の子だから仕方ないけど、ちょっぴり寂しいかな(^^;
てか、結局財団Xは今後の劇場版シリーズにおいてショッカー的な立ち位置になるんだろうか?
まぁスタンドカラーの白いスーツさえ着せておけばイイんだから、
便利っちゃー便利だけどさ。
【アクション】
前評判通りアクションは凄かった。
やたら雑魚(戦闘員)との戦闘が多かったけどw
財団Xの連中はぞろ
マスカレイドだし(奴らは性懲りもなくまだガイアメモリシステムを使っているらしい(^^;)、
屑ヤミーは弱っちいくせにどこまでも不屈の精神で起き上がって来るし(あれは最早ゾンビw)、そう考えると
ダスタードが一番強そうなんだけど、どうも印象が薄いせいか、存在感でマスカレイドや屑ヤミーに負けていた(爆)
お約束の「再生怪人」はテラー、クレイドール、赤ナスカ、メズール、ウヴァ(記憶に残ったのだけピックアップ)という美味しい処取りw
中でもクレイドール(エクストリームになる前の状態)が戦闘の最中(よりによって相手はV3(^^;)に
「チッ」と舌打ちしたのが個人的に嬉しかった。
所詮は再生怪人なんだからオリジナルの癖を踏襲しなくたっていいのに、そういう細かいこだわりにもW愛を感じた。
しかし、私はこの映画でWしか見てなかったんじゃないかと思うくらい、
全編通してWしか印象に残ってないんだけどwww

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