2013/1/24
足跡 福島の猫たち
全国的に大寒波到来の1月19日〜20日の週末、福島へ行ってきました。
その時の様子はすでにありこさんのブログに書かれてありますが、いちおう私も…。

福島の浜通りは根雪にならず、降ってもすぐ消えるという感覚でしたが、
(去年の冬がそうだったので)
今年は降り積もった雪がとけずにかたく残り、それはそれで大変でしたが、
ここのところ疲労の蓄積と閉塞感で沈みがちなレスキュー活動に、
小さな「希望」を灯してくれました。
命の匂いが薄まってきている。
2011年11月末のレスキューに同行していただいた「おいで、一緒に行こう」の著者の方が、
本の中で圏内の様子をそう伝えていました。
たしかに、その年の春に比べて犬や猫の気配は感じられず、まさに「薄まってきている」という様子でした。
この週末もたぶんそんなだろうと思っていたのですが。
雪が幸いして、あちこちに命の気配を感じる結果になりました。
→(以下、続きをクリック)
私たちは、野生動物に給餌しているだけなのだろうか。
そんな不安も消えてしまうほど、行く先々のいつもの給餌場所には
こちらが思う以上の足跡が雪の上に残されていました。

いまだ片付けられないがれきの隙間へと消えていく足跡

小さな、小さな足跡
雪がかたすぎて、乗り上げたらスタックしそう…な、F1にほど近いところには
初日はたどり着けなかったけれど。
翌日、「歩いてなら行けるよね」とゆきちゃんが車を止めて道なき荒野をずんずんとフードを小脇に抱えて行くのにつられて行ってみると。
ありました。野生動物の足跡に混ざって、「梅の花」状の猫の足跡が。
おそらく1匹。多く見て2匹。
それでも、生きている。やっぱり生きているんだ。
生きていてくれてありがとう。
もともと、お行儀よくフードが減っているところでもあったので、
おそらく、三毛猫花梨の夫猫がまだ残っているのだと確信しました。
そして。いつもと違う道順を行ったのが幸いして、こんなところに足跡が!という発見もありました。
完全封鎖というのがどういうことなのか、考える余裕もありませんが。
この日、胸に灯った希望が消えないうちに、なけなしの気力を奮い立たせて
まだがんばることができるよね、と思った場面がいくつもあった収穫の週末でした。
まったく猫の足跡がないから、給餌はやめようか…という場所がいくつも出てくるのかと思ったのだけど。
反対でした。
ここに、こんなに足跡があるなんて。確か道隔てた向こう側は他団体の給餌場所ではなかった?
というようなところにもたくさん。
(毎週末、レスキューに入れるのは本当に幸運と応援のおかげなのだと感謝しきりです)
そんな、依頼主のおうちの玄関で保護したのがこの子。

小雪ちゃん♀ 大熊町で
翌日、同じ場所からこの子の柄によく似た、同じくらいの大きさの白キジが猛ダッシュで逃げていくのに出くわしました。
ある依頼主のお家の玄関には、風雪をよけようとするかのように、
玄関ぴったりに足跡が沿ってありました。
主のいない、決して開かない玄関が開くのを待つかのように。
かつての記憶、楽しかった思い出を感じさせるかのような足跡。
きっと、人の気配に「ただいま、遊んできたよ」というかのように。
こんなふうに撮った写真を依頼主さんに見せるのは、もしかして
残酷なことなのかも…と思ったり。
確かに。以前に比べて命の気配は薄まってきているかもしれませんが。
それでも、生きている。
まだ、お願いだから頑張らせてほしいと思った週末でした。
いつもありがとうございます。
温かい応援とご支援に励まされて続けることができています。
感謝を込めて。
*****
カレンダー販売に関しては、今もごもっともな率直なご意見をいただき、
不手際のほどはただただお詫びするしかないのですが。
プチポンカレンダー、にゃんこはうすともどもまだまだ販売中です。
自分のキャパシティを超えることはするものではないなあと反省しきりなのですが、
どちらにも貴重な活動費・治療費のもととなる収益につながります。
ご注文・お買い上げ、お待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
※ご注文は↓プチポンショッピングから。
来月のにゃんこはうす写真展でも販売していただけるそうです。
ありがとうございます!
*****
←プチポンショッピング、収益の一部はプチポン猫のケア費に充てられます
*****
※プチポン保護猫へのお問い合わせ
里親希望はこちらのフォームから
一時預かり希望はこちらのフォームから

いつもありがとうございます
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その時の様子はすでにありこさんのブログに書かれてありますが、いちおう私も…。

福島の浜通りは根雪にならず、降ってもすぐ消えるという感覚でしたが、
(去年の冬がそうだったので)
今年は降り積もった雪がとけずにかたく残り、それはそれで大変でしたが、
ここのところ疲労の蓄積と閉塞感で沈みがちなレスキュー活動に、
小さな「希望」を灯してくれました。
命の匂いが薄まってきている。
2011年11月末のレスキューに同行していただいた「おいで、一緒に行こう」の著者の方が、
本の中で圏内の様子をそう伝えていました。
たしかに、その年の春に比べて犬や猫の気配は感じられず、まさに「薄まってきている」という様子でした。
この週末もたぶんそんなだろうと思っていたのですが。
雪が幸いして、あちこちに命の気配を感じる結果になりました。
→(以下、続きをクリック)
私たちは、野生動物に給餌しているだけなのだろうか。
そんな不安も消えてしまうほど、行く先々のいつもの給餌場所には
こちらが思う以上の足跡が雪の上に残されていました。

いまだ片付けられないがれきの隙間へと消えていく足跡

小さな、小さな足跡
雪がかたすぎて、乗り上げたらスタックしそう…な、F1にほど近いところには
初日はたどり着けなかったけれど。
翌日、「歩いてなら行けるよね」とゆきちゃんが車を止めて道なき荒野をずんずんとフードを小脇に抱えて行くのにつられて行ってみると。
ありました。野生動物の足跡に混ざって、「梅の花」状の猫の足跡が。
おそらく1匹。多く見て2匹。
それでも、生きている。やっぱり生きているんだ。
生きていてくれてありがとう。
もともと、お行儀よくフードが減っているところでもあったので、
おそらく、三毛猫花梨の夫猫がまだ残っているのだと確信しました。
そして。いつもと違う道順を行ったのが幸いして、こんなところに足跡が!という発見もありました。
完全封鎖というのがどういうことなのか、考える余裕もありませんが。
この日、胸に灯った希望が消えないうちに、なけなしの気力を奮い立たせて
まだがんばることができるよね、と思った場面がいくつもあった収穫の週末でした。
まったく猫の足跡がないから、給餌はやめようか…という場所がいくつも出てくるのかと思ったのだけど。
反対でした。
ここに、こんなに足跡があるなんて。確か道隔てた向こう側は他団体の給餌場所ではなかった?
というようなところにもたくさん。
(毎週末、レスキューに入れるのは本当に幸運と応援のおかげなのだと感謝しきりです)
そんな、依頼主のおうちの玄関で保護したのがこの子。

小雪ちゃん♀ 大熊町で
翌日、同じ場所からこの子の柄によく似た、同じくらいの大きさの白キジが猛ダッシュで逃げていくのに出くわしました。
ある依頼主のお家の玄関には、風雪をよけようとするかのように、
玄関ぴったりに足跡が沿ってありました。
主のいない、決して開かない玄関が開くのを待つかのように。
かつての記憶、楽しかった思い出を感じさせるかのような足跡。
きっと、人の気配に「ただいま、遊んできたよ」というかのように。
こんなふうに撮った写真を依頼主さんに見せるのは、もしかして
残酷なことなのかも…と思ったり。
確かに。以前に比べて命の気配は薄まってきているかもしれませんが。
それでも、生きている。
まだ、お願いだから頑張らせてほしいと思った週末でした。
いつもありがとうございます。
温かい応援とご支援に励まされて続けることができています。
感謝を込めて。
*****
カレンダー販売に関しては、今もごもっともな率直なご意見をいただき、
不手際のほどはただただお詫びするしかないのですが。
プチポンカレンダー、にゃんこはうすともどもまだまだ販売中です。
自分のキャパシティを超えることはするものではないなあと反省しきりなのですが、
どちらにも貴重な活動費・治療費のもととなる収益につながります。
ご注文・お買い上げ、お待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
※ご注文は↓プチポンショッピングから。
来月のにゃんこはうす写真展でも販売していただけるそうです。
ありがとうございます!
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※プチポン保護猫へのお問い合わせ
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一時預かり希望はこちらのフォームから

いつもありがとうございます
