2013/10/10

いのち  福島の猫たち

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10月4〜6日、福島に行ってきました。
前回は私は休んだので、一ヵ月ぶりの福島でした。

にゃんこはうすの子猫たち中心のケアがあるため、
今回の圏内給餌はゆきちゃんと私のふたりで2日間、楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、南相馬市小高区を回り、
いつもの場所にご支援でいただいたキャットフードを置いてきました。

ほとんどの場所の給餌器が、中身が空っぽ。
隔週、切れることなく給餌を続けていますが、なかなか難しいものです。

場所にもよるのですが感覚的に、8割が野生動物、残り2割が猫。
と、問題の場所から近い給餌場所はそんな割合でフードが食べられているのかなと。

今回は捕獲器を7台かけて5台にネズミ。残り2台は空振りでした。

日中の立ち入り自由(宿泊不可)が認められているのは楢葉町、富岡町、浪江町、南相馬市小高区。

小高区のいつもの給餌場所でうずくまっている猫を保護しました。
何度か姿を見かけているのと、毛が逆立っていかにも具合が悪そうだったので。

月曜、ボンママが通院してくれたのですが案の定…体調はよくありませんでした。

人が立ち入りできるようになったからといって、劇的に猫たちの状況がよくなるわけではなくて。

ちょうどご近所の方と話す機会があったのですが。
イノシシ被害がひどい。
ブルーベリー畑の40本のうち半分はイノシシにやられてしまった。

いろいろ話していて。

震災前は犬を3匹飼っていた。しかし、2匹死んでしまった。

残り1匹はどうしたんですか? と聞くと、
ちょっと気まずそうに、(とある団体に)保護してもらっているようだと、その人は言いました。

でかくてさ…申し訳ないんだけど(仮設住宅はペット不可なので引き取ることはできない)…。

でも、犬飼いたいんだよなあ。


今回保護した猫のほかにも、複数猫の姿を見かけました。


そこに住んでいた人たちは自分のことで精いっぱいで犬や猫どころではないのだなあと改めて思いました。

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にゃんこはうすのちびちび茶トラ〜ず。


このコたちの目に映る世界ってどんなふうなんだろう。


人が住むことができなくなった場所は、あたり一面、セイタカアワダチソウが咲きそびえていました。

駆け足で秋が深まっていきます。

たとえばそこに10匹、ごはんを食べに来るものがいて、その中に猫が1匹だけいるとしたら。

その子はかつて人と暮らしていたのだとしたら。

さまざまな工夫。続ける努力。背中を押してくれるご支援と応援。

なかったこと。いなかったこと。いないこと。もはや済んでしまったこと。

そんなふうに、人間以外のいのちを切り捨てていいはずがない。


なかなかの困難がありますが。


神さまは乗り越えられない困難は与えない。

そう思います。


給餌用のフードも、今回はギリギリ間に合った(間に合わせました)という感じで、
ストックがまったくない状態になったのは今回が初めてかもしれません。

忘れ去られるってこういうことなのかもしれないなあと、ぼんやりと思いました。


帰りに鍵束を紛失したりして、盛岡駅にたどり着いてから1時間くらい駅内をぐるぐるして。
夜当番を空蝉さんに代わってもらったり。夕飯を待つ母を待ちくたびれさせたり。

結局、鍵束は善意の人に拾われて駅インフォメーションに届けられていて助かりました。

盛岡に着いたのは20時過ぎだったのですが、20時にはインフォメーション室も閉まり、
24時間対応のJR紛失係には届け出はまだなく、交番にも届け出、高速バスに問い合わせても
留守電対応になっていて。

いろいろありますが。



白猫青い目のジュリアンが食べることができなくなって、強制給餌が始まりました。

このコを膝にのせて撫でていると、変わり果てたこのコの故郷・岩手沿岸の山田町のあの光景を思い出します。

高台に残った家の風除室の窓をたたいて、ごはんをねだりに来ていたという。

周りは海水の水たまりがあるだけで、飲み水はほとんどなく、腎臓にダメージを受けてしまった。

検査したときは陰性だったウイルスが、半年後はエイズ陽性に。

高台のボス猫にやられて足を怪我していて。


それでも。

おっとりとしていて、本当にかわいい子。

大変な目にあったねえ。

と言っても、黙って撫でられているままで。

レメディも補液も強制給餌も受け入れてくれています。

(…が、よほど吐き気がひどいのか、昨夜は給餌を途中でやめてしまった…)


いろんなことがありますが。


絶望しすぎないように。

どんな状況にあっても、それを受け入れる猫のように。



福島は盛りを過ぎた彼岸花があちこちに残っていました。


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いつもありがとうございます。

感謝をこめて。


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タグ:  ペット 被災



2013/10/10  14:58

投稿者:こんの

ジュリアン心配です。。。
がんばってほしい、けど彼が心安らかに日々過ごせることだけを願っています。

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