2014/12/6

ペットや家畜は野性化するのか ということについて  2014写真展 お知らせ

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「福島では馬や牛も野生化しているときいているが そういうのも保護しているの?

そういう動物はどうなっているの?」という質問をいただきました。


それについて、私の知る範囲、わかるかぎりを書かせていただきます。

充分に調べたわけではないので、誤解している部分もあるかもしれません。

が、自分が見たことを伝えたいと思います。




東日本大震災後、私が空蝉さんと初めて福島の被災地に行ったのは2011年5月。

地震と津波、原発事故があった3月から、2ヵ月後のことでした。


住民が避難した後の町には、食べるものを求めてさまざまな動物がさまよっていました。

犬。

猫。

豚。

牛。


私が見たのは以上です。みんな、飢えていました。喉の渇きも相当あったはず。



馬は、一頭も見かけませんでした。
「相馬野馬追い」という神事がある福島浜通りでは、馬は特別な存在だったのでしょう。

事故があった原発から半径20キロ圏内が「警戒区域」として立ち入り禁止区域に設定される前に、全頭連れ出したという噂を聞きました。

震災時、津波に遭い溺死した馬もいたと聞きます。

同じ岩手の方で、被災馬を預かっている方もいます。


警戒区域に取り残された牛や豚はどうなったか。

放射能に汚染されたという理由で、牛や豚の家畜、産業動物と呼ばれる動物たちは物流にのることはなく、ほとんどが警戒区域で命を落としました。

野生動物ではない牛や豚が、放浪して自分たちで餌を探したところで充分な量ではないはずです。

では、餌を確保するために彼らが野生動物になったかどうか。そもそも、家畜が野生動物になるとはどういうことなのか。

人間の手厚い世話を受けないと生きていけないのが家畜なのではと思います。

充分な飼料、充分な飲み水を与えられない彼らは、たちまち死んでしまいます。


ある日突然、人がいなくなり、畜舎に取り残された牛たちがどんな死に方をしたか。

餓死。

塩分をとろうとしたのか、なめた跡がある柱は細くなっていた…そんな写真を見たことがあります。

私自身は牛や豚のことはまったくわからないので、牛小屋には近づきませんでした。

どうしていいかわからないし、怖かったから。

それでも、死骸は見たし腐臭もかぎました。

住宅の垣根の緑を食べようと、鼻輪のロープが枝にひっかかり、身動きがとれなくなった牛もいました。

(同行者がロープをほどきました)

人間が与える餌と水を飲んでいた牛や豚が、食べるものを求めて人がいない町をさまよう。

異常な光景でした。音のない世界でした。

それまで自分が生計をたててこられたのは、牛たちのおかげなのだから、
自分たちは彼らの命に責任がある。

そう考え、なんとか牛を生かそうとする蓄主もいました。

けれど、流通にのらない彼らを生かす努力は。忍耐は。経済力は…。

自分の財産を切り崩し、どこまで彼らを生かせるか。

あきらめて安楽死に同意する蓄主もいたと聞きます。

けれど、どれだけの牛が実際に安楽死の処置にあったか。わかりません。

私が見たのは、囲いに誘導された牛や豚たちで。

その後どうなったのか。わかりません。

痛みも、ひもじさもない安楽死が行われたのかどうか。

使う薬剤にかけるお金を惜しみ、餓死させたのでは…という噂も聞きました。



犬や猫も。

たかだか数ヵ月で野性化するものなのでしょうか。

何百年、何千年の歳月をかけて人に寄り添う、人間に一番身近な生き物として生きてきた犬や猫が、いきなり野性化するとは、私にはどうしても思えません。

食べるために。生き残るために。

警戒心をフル稼働させて、タヌキやハクビシン、アライグマなどの野生動物に捕食されないよう、ある日突然サバイバルを強いられた犬や猫たち。

ペットと呼ばれる彼らの現状を考えると、どうしていいかわからなくなります。


保護できて。にゃんこはうすで人の手のぬくもりに触れて。

喉を鳴らす猫をたくさん見てきました。



動物たちが長い年月と何世代にもわたり、命をかけて「人間に従うこと」「寄り添うこと」を選んだということを。


私たちはその重み、責任を感じなくてはいけないと思うのです。



「福島では牛が野生化してるって言うからなあ」

つい先日、職場の上司が何げなく言いました。


いいえ。


細々と運営されている牧場にいる牛以外、放浪する牛は今は一頭もみませんよ。

心の中でそう答えました。


野性化した犬も猫も。牛も豚も。

私は見たことがないのです。


私たちには、人間以外の命に対して、責任がある。

そう思います。



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タグ:  里親募集 東北



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